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《現役早大生20歳》「AV女優だけど就活どうするの?」「ちゃんと納税してるの?」と聞かれ…デビューから1年で感じた心の変化

AV女優・渡辺まおに聞いてみた

2021/08/21
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 加えてこの業界はただセックスすればいいのではなくて、ユーザーに夢を与えるセックスをしなければいけないし、容姿も体型もそれに加えてセックス中の全てが評価されてし まいます。普通に生活していたら絶対に比べられないことを全く知らない人たちから批評されます。

©橋本篤/文藝春秋

 もともと入れ替わりが激しい業界で、AV女優になって1ヶ月も持たずに辞めてしまうことも当たり前にあります。その中でずっと最前線で活躍できる方はほんの一握りです。今AVに出ようか迷っている女の子がいたらしっかりと状況を把握した上で決断して欲しいと思います。

AVは犯罪の抑止力になることも

 AVは付き合い方次第では薬にも毒にもなると思っています。AVの中で行われる痴漢やレイプ、そして現実には起こらないであろうシチュエーションを、ちゃんとフィクションであると理解した上で楽しんだり、欲求を満たしたりするのは良い付き合い方であり、それが最終的にAVの中で非日常の興奮を解放し、犯罪抑止に繋がる場合もあると思います。しかしAVを現実の行為に持ち出すことは別問題です。

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 AVに出演している女優も男優もプロなので、派手に見える行為でも演技しているだけの場合がほとんどです。“痛くないか”“辛くないか”の確認も度々されます。そのくらいカメラに映ってないところで、お互いを気遣って進めています。

 実際のところ激しく行う=気持ちいいではない場合が多く、AVのセックスを鵜呑みにしてはいけない。相手を思い、相手に尽くすことがセックスの基本で、快感に繋がるのだと思います。身近にアクセスできるAVが教科書になってしまうのは当たり前のことなのかも知れませんが、フィクションと現実の境界を忘れずにAVを楽しんでほしいです。

これからの目標

 2020年はAV業界でがむしゃらに突っ走った1年でした。今後も見てくださる人が“見てよかった”と思えるような作品を届けられるように努力するのはもちろんですが、AV以外での活動の幅も広げていきたいと考えています。

 多くの方々からパワーをもらった分、私も誰かの“頑張りたい”という気持ちを応援できるような活動をしていきたいです。渡辺まおとしての2年目も“貪欲にやりたいことを好きなだけやる”をモットーに突き進んでいきたいと思います。

《現役早大生20歳》「AV女優だけど就活どうするの?」「ちゃんと納税してるの?」と聞かれ…デビューから1年で感じた心の変化

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