AV女優は一生自分の作品が残り続ける
周りからは、「今は良くても数年後はわからないよ?」とか、「結婚したらどうするの?」とかよく聞かれるんですが、正直そこに関してはあまり不安はないですね。一生自分の作品が残り続けることは覚悟の上でやっています。
後ろめたい過去でも恥ずかしい過去でもないので胸を張っていきたいです。もちろん未来の自分がそう思えるように今の仕事を中途半端ではなく、全力でやりきっています。全てオープンにしていたいですね。
ちなみにもし本人が過去の作品の新規販売を取り下げたい場合は、撮影日または発売日から5年以上経っていれば可能となります。中古品や海賊サイトのものは残り続けますが、ある程度の流通を止めることができ、その権利は撮影時の契約書によって保障されています。過去にも取り消したケースはあるみたいです。
変わりつつあるAV業界
AV女優をしていた人でも、結婚して子供を育てている人もいます。もちろん、この職業をよく思っていない人が多いのはわかっていますが、少しずつ変わっているようにも感じます。
AV業界はいい加減で危ないイメージを持たれがちですが、実際は出演承諾書を撮影ごとに作成し、撮影前には身分証と性病検査表のチェックをされています。このように業界全体でクリーンにしようという取り組みがなされています。お金の面でも昔とは異なり、女優も男優も確定申告を行い、きちんと納税している方が多いです。AVに携わっていて実生活で困ることは、不動産が借りにくいことですかね。
SNSで目にするいろいろな意見
依然としてSNSなどでは偏見とも取れるコメントが多く寄せられます。私の意見としてはそれぞれいろんな意見があることは当たり前なので、無理に理解してもらおうとか全ての偏見を無くしたいとは思っていません。AVを楽しんでいる立場での意見と家族がAVに出演している立場での意見は異なると思うので。