古田社長が推奨する正しい食べ方
――チョコエッグには今後、どのような展開が用意されているのでしょうか。
古田 意識しているのはやはり子ども層です。メインで販売しているキャラクターもののチョコエッグは、200円の希望小売価格が設定されていますが、このほかに180円で展開しているシリーズや、チョコの中に玩具ではなくラムネなどのお菓子が入っているシリーズなども展開中です。引き続きおまけの作り方なども含めて、年齢ごとに手に取りやすい商品を幅広くラインナップしていきたいですね。
もちろん、200円の中心シリーズについても、様々な人気キャラクターとのコラボを考えていきますし、戦闘機シリーズのような男の子向けのものだけでなく、女の子に喜ばれそうなものも企画していかねばなりません。現在、年間十数種類のシリーズをリリースしていますが、そうした横の展開を踏まえて商品を提案していきたいと思っています。
――そうした方針があるからこそ、チョコエッグは多世代にわたって愛されるロングラン商品になり得たわけですね。
古田 我々のモットーとして、お菓子がコミュニケーションを媒介する存在でありたいという思いがあります。お菓子は人と人の間にあるもので、それがあることで老若男女を問わず笑顔で会話ができる、ということですね。知識や経験は世代によって変わりますが、「美味しい」という感覚は全世代共通のものであるはずですから、願わくば、その間に置かれるお菓子を、フルタ製菓の商品が担えればこれほど嬉しいことはありません。
――ちなみになんですが、チョコエッグの正しい食べ方ってなんでしょうか?
古田 フルタが推奨する食べ方は、まず卵を半分に割って、おもちゃを取り出します。半分のチョコレートを食べて楽しんだ後に、おもちゃで遊んで、最後にまた残りのチョコレートを食べて楽しむ。そういうことで2倍、3倍楽しめると思います。
卵の殻のように薄いチョコレートなので、溶けてしまわないよう気をつけていただきたいなと思います。