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「誰との子どもを産むかっていうことより、誰と子どもを育てるかが重要」

——LGBTに関する知識はあったんですか?

みい 全然なかったです。トランスジェンダーっていう言葉自体は知ってたんですけど、実際に自分の周りにも居なかったので、「ほんとに居るんだな」って感じでした。ただちょっと我に返ってみると「え? 体はどうなってるんだ?」とかいろんな疑問が浮かんできたんですけど(笑)。

©石川啓次/文藝春秋

——その時からお互い気になり始めたんですね。

ゆう そうです。カミングアウトしてみいちゃんの反応見ていたら、この子すごく素敵だなと思い始めて。そこから食事に行ったり、いろいろ話したりしてどんどんお互いのことを知っていったんですけど、付き合うまで3カ月かかったんです。みいちゃんは子どもはどうするのか? とか結婚できるのか? とかいろんなことを考えていたみたいで。

みい 友達からは反対されていました。私自身も、結婚や子どもの問題については不安がありました。中途半端な気持ちで付き合ったらだめだと思っていたので、とにかく自分の中にある不安や疑問を解決していきましたね。

 その時にトランスジェンダーの当事者の話はよくあるけど、パートナー側の話ってあんまり出てこないなって思って、それがのちにYouTubeを始めるきっかけになったんです。

——たしかにパートナーの話ってあまり聞かないですよね。

みい そうなんです。だからゆうの先輩で、すでに家庭を持っている方に話を聞いてたくさん勉強しました。

ゆう そうやって真剣に考えてくれているのが本当に嬉しかったです。「誰との子どもを産むかっていうことより、誰と子どもを育てるかが重要だよ」って言ってくれて、それがすごく印象に残っています。

——素敵な言葉ですね。

みい でも、私もゆうと付き合うまでは誰との子どもを産むかみたいなのを考えていました。こんな考え方になれたのも、やっぱりゆうと出会ってからですね。簡単に子どもを作れないし、いろいろ壁があってやっと子どもを授かれるじゃないですか。

 だからこそ、そのありがたみをよく感じることができるなとも思いました。そうやっていろいろ調べていくうちに、付き合っても大丈夫だと思い始めて、お付き合いすることを決めました。

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