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「LINEで聞いて下さい。障害者の命のあり方についてです。目や耳に障害の有る方は尊敬しています。しかし生まれてから死ぬまで重複障害者の人は、周りを不幸にします。重複障害者は果たして人間なのでしょうか。彼らはずっと車椅子に縛られ、ドロドロの食事を食べさせられています。拷問です」。「話、続けていい?」ときたので、「いいよ!」と答えた。

植松の気持ちは理解できる部分もあった

「第三次世界大戦で多くの命が奪われている。遠くのことと、無関係に思っている私たち」ときた。「車椅子で縛られドロドロのご飯を食べさせられている」というところで、私自身介護をした経験があり、食事を何がなんだかわからないまま無理やり押し込んだ経験があった。ドロドロした食事にデザートのイチゴを混ぜて押し込んだ。普通の人はデザートとご飯を混ぜて食べたりしない。植松の気持ちは理解できる部分もあった。

 これが本当に良いサービスを提供しているといえるのか疑問を抱いたこともあったので理解できると思った。介護職と支援職で共通の認識をもっている。相手を助けたい、喜ばせたいという気持ち。しかし現実を見たときに理想とのギャップに苦しむことがあるのはわかっていた。そこで、一経験者として、話を聞こうと「いいよ」と送った。すると「人口は増え過ぎている。人権は最大の約束事であるはずですが、人の形をしているだけで、彼らは人間ではない」と。「彼らとは?」と返答すると、「重複障害者」と答えた。

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「重複障害者は必要がない。排除されなければいけない。」

 私が「幸せの形は人それぞれだ」と言うと、「牛や豚や犬、ゴキブリは殺すでしょ。莫大な費用をかけて、戦争をするのであれば他にもっと考えることがある」と送られてきた。「彼らは人の形をしているだけで、人間ではありません」というメッセージについて私は「何を言っているんだ」と違和感をもった。信じられず、「彼らとは誰のことか」と聞いた。すると「重複障害者のことです」と言った。

 私はその時、やはり「重複障害者が人間ではない」と言っているということがわかった。私は「続けて」と送った。すると「戦争をするなら他にも考えることがある。重複障害者は生きている意味がない。面会者の家族も疲れ切り、重複障害者は税金を無駄にし、人を不幸にすることしかしない。重複障害者は必要がない。排除されなければいけない。安楽死のできる世の中にするべき、抹殺すべき」と次々と送られてきて、大きな衝撃を受けた。