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衣類に残った汚れはイヤーなにおいのもと
なぜにおう?
衣類の繊維の中に汗や皮脂などが残るから。
洗濯槽の中の雑菌が洗濯物に付着したから。
湿った時間が長く、温度が高いと残留した汚れに雑菌が繁殖するから。
ナチュラルおせんたくは無臭の気持ちよさをめざす
洗うか洗わないかを判断するとき、「衣類のにおいをかぐ」という人も多いはず。それだけ「におい」に敏感なのに、洗えば洗うほどにおうのでは本末転倒です。
においの原因は、皮脂や汗などの汚れが落ちていないこと。汚れがにおうだけでなく、汚れをエサに雑菌が繁殖し、その排泄物がにおうこともあります。
雑菌の繁殖には「栄養(汚れ)」「水分」「温度」の3つが必要です。汚れの残った洗濯物を、あたたかな室内で時間をかけて乾かす「部屋干し」は、雑菌にとってパラダイス。におうのは当然のこと。それを合成洗剤や柔軟剤の強い香りでごまかすのは危険です。人工香料が繊維に残留すると、もとの汚れとまじりあって複雑な異臭になりかねません。私たちがめざすのは「無臭」なのです。
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