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――やはり焦りはありましたか?

新川 まぁでも「確かに」とは思いますよね(笑)。でも、大事なのはその「確かに」からどうするのか。時間がないからこそ最短で、他の人にはないくらいのハイペースで表紙を飾ったり、大きい名前立ての企画ができるようにならないといけない。でもそれは自分次第だなと思っていました。

©文藝春秋

不安からスタッフや編集に「大丈夫ですか」

 だから「吸収しないといけない」という思いで、『Seventeen』時代には色んな先輩のページを見たり、同じ現場になった時に先輩の撮影を見学したりしていました。それは『non-no』や今の『MORE』や『BAILA』でも変わっていません。他のページをみて、こういう見せ方があるのかというのを勉強しています。そういう学ぶ姿勢や気持ちは『Seventeen』で身についたんだろうなって思いますね。

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――手応えを感じはじめたのはいつ頃ですか?

新川 手応えは今もありません。今でもすごく不安だから、現場で写真チェックをしているスタッフさんや編集さんがPCの前にいると「大丈夫ですか」って聞きにいきますし、まだまだ分からないことばかりです。

今でも表紙に載る時には、喜びと不安

――『Seventeen』では10回表紙を飾りました。はじめて表紙が決まった時は?

新川 単純に嬉しい気持ちもありましたけど、表紙って本屋さんとかコンビニで並んだ時に1カ月間その雑誌の看板になる写真を撮るわけじゃないですか。それに対してのプレッシャーとか、売り上げが落ちたらどうしようとか、そういう不安もありましたね。今でも表紙に載る時には、喜びと不安があります。

©文藝春秋

――仕事と向き合う姿勢は変わっていないんですね。

スタッフ 真面目ですよね。とにかく遅刻なんて一度くらいしかないし、私よりも現場に早く来ているくらいですから。人のこともよく見ているし、現場の空気もちゃんと感じていると思いますね。

新川 人を待たせるのが苦手なんです(笑)。

 モデル業を順調に歩む一方で、2019年には9歳年上でロケバスの運転手をしている一般男性との結婚を発表している。人気絶頂の中、結婚することに迷いはなかったのだろうか。そう問いかけると新川は「えー、恥ずかしい!」と言いつつ、結婚秘話を語ってくれた。

#2へつづく)

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