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レジー・スミス、呂明賜、クロマティ、マイコラス…衝撃度ナンバーワンの巨人助っ人は誰だ?

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/09/25

東京ドームをどよめかせた美人妻

 活躍した選手もたくさんいた。特に近年で印象に残っているのがマイコラス投手だ。2015年、1年目から2ケタ勝利をあげた。13勝3敗、防御率1.92の抜群の安定感だった。2年目こそ右肩痛の影響で開幕に間に合わず4勝止まりだったが、3年目は14勝8敗、防御率2.25の活躍。もっともっと日本でのプレーを観たい投手だった。

 そんなマイコラス投手の印象をより強くしたのが、奥様の存在だった。はっきり言ってメチャクチャ美人!! 現地観戦で球場スクリーンに姿が映ると、どよめきが起きた。

 マウンドには「マイコラス」、ファンはスクリーンに「目をコラス」。マイコラスは投球も奥様も老練(ローレン)?

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UFCに挑戦したローレン・マイコラス ©文藝春秋

 最後に巨人の助っ人でこの選手は外せない。もちろんクロマティ選手だ。彼がプレーした1984年から1990年、私は小学4年から高校1年。毎日のようにテレビ中継を観ていた頃だ。大ファンだった。成績はもちろんパフォーマンス、愛嬌あふれる笑顔も大好きだった。

 クロマティ選手は1年目に35本塁打を放ち、その後も安定した成績をおさめた。1986年には打率.363を記録。しかしこの年、阪神のバース選手が.389というとてつもない高打率だったため、首位打者にはなれなかった。ちなみに.360以上の打率で首位打者になれなかったのは、いまだにクロマティ選手だけである。

 そして、1989年はとにかく打ちまくった。なんとシーズン規定打席(当時は403)到達時に打率が4割を超えていたのだ。夢の4割打者になるかと思われたが、最終的には.378だった。それでも凄い成績だ。もちろん首位打者を獲得した。

 時に現実離れしたこともやってのけた。頭部死球の翌日、病院を抜け出し代打満塁本塁打を打ったり、敬遠の球をサヨナラ安打したり。タイムリーや本塁打を打つと守備につくときファンと共に万歳をした。テレビの前で私もやった。

 クロマティ選手のような助っ人が、今後巨人に現れるのか? その日を楽しみにしたい。クロマティ選手のことを書いていたらウナギが食べたくなってきた。今夜は奮発するかな。

 クロマティは万歳、私はウナギで三唱(山椒)しよう。

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