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「車にひかれて粉々になった」「飼い犬に食べられた」故障の理由は本当に様々

 ガラケー時代には、ケータイの故障といえば「水没」か「ヒンジ割れ」が相場だった。現在のようなガラス製のタッチパネルは主流ではなかったし、折りたたみ型であれば特に、メインディスプレイ周辺が破損することは稀だった。

 それがスマホの時代になると一転、「バキバキ」という言葉が「スマートフォンのフロントパネルが壊れた状態」を指すものとして定着した。歩きスマホが増えたことで落とす確率が上がったうえ、いくらフィルムやケースで対策しても、流石にアスファルトへの落下はディスプレイにとって荷が重かったのだろう。

「アイサポ」提供の「バキバキスマホ」。
「アイサポ」提供。幾何学模様のような傷が入ったiPhoneも持ち込まれる。

 落下以外の破損理由としては、「車にひかれて粉々になったiPhoneが来ることが多い」(「アイサポ」担当者)とのこと。珍しいケースでは「飼い犬に食べられた」という破損理由もあるのだとか。その他、スマホ破損に関するエピソードを尋ねると……

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「男女の痴話げんかの末に、投げられて割られた……というケースもありますね。話しているうちに人生相談になったこともあります」(同)

 スマホの傷が生活を物語るようなこともあるのだろう。

ちなみに、我が家にも「バキバキスマホ」が…

 実は筆者も、過去3回にわたり「スマホバキバキ」を経験している。

 1度目はiPhone 5だ。アスファルトに落としたことによって、フロントパネルの端にひびが入り、それが徐々に拡大していく形で、ガラスに稲妻が走っていった。末期は除菌用のアルコール液が筐体内に入り込む有様で、やむなくiPhone 6sに機種変更したが、直後に小型で安価なiPhone SE(初代)が発売されて「してやられた」気分になった。

フロントパネルにヒビが入る、iPhone破損の典型例。このような場合、保護シートはあまり意味がない。

 2度目はそのiPhone 6sである。屋外でゲームアプリの『ドラクエウォーク』をしていたところ、舗道の段差につまずいてアスファルトに激突。幸い身体に怪我はなかったが、身代わりを果たしたiPhoneの画面はバキバキになった。