iPhone 6sは当時としてもとっくに旧式だったので、Appleと提携していない非正規の修理店に依頼し、6000円程度で直してもらった。公式の「Appleサービスプロバイダ」に持ち込むのと比べれば安上がりである。
そして、3度目も同じiPhone 6s。懲りずに『ドラクエウォーク』の世界を冒険していたら、iPhoneが手から滑り落ち、またもやバキバキ画面と相成った。「ゲームが原因でフロントパネルを壊してしまう人は少数派」(「アイサポ」担当者)とのことだが、『ポケモン GO』や『ドラクエウォーク』のようなGPSゲームを遊ぶにあたり、ストラップの装着は必須ではないかと思う。
このときも非正規の修理店に持ち込んだが、修理の際に回収した純正部品をリサイクルする仕組みのため、同一端末で2度目以降の修理代金は高額になるのだという。そこでiPhone 6sを直すのは諦め、新機種までのつなぎとして中古のiPhone 7を貰い受けて、そちらを1年くらい使用した。これもさすがに型が古くなり、現在は片手で持ちやすいiPhone 12 miniを使っている。
スマホではないが、実は我が家のiPadも「バキバキ」である。枕元に置き、Abema TVのアニメ『美味しんぼ』を観ながら寝ていたところ、寝返りを打った際に変な角度で力が入り、ホームボタン周辺のガラスが粉々に砕けてしまった。室内だからといって、油断してはいけない……。
夏が終わり、トレンドはiPhone 13へ
夏が終わり、新型iPhoneの発表が間近となっている。13は欧米における忌み数なので、機種名は「iPhone 13」ではないかもしれないが、新型が出ることだけは確かだ。
そしてiPhone 12の頑丈さは、約1年の時を経て徐々に証明されつつある。おそらくは、次世代iPhoneでも同じ素材のフロントパネルが採用されるだろう。
総務省の指導によって端末の大幅な割引販売がなくなり、決して「安い」とは言えなくなったのが現代のiPhoneシリーズである。願わくば、あの忌まわしき「スマホバキバキ」の思い出も、過去のものになってほしいものだが……。
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【取材協力】:アイサポ
https://www.iphone-support.jp/
※写真は新宿本店