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性行為中の暴力はA子さんが高校生だった16歳の頃から

 また「週刊女性」のインタビュー記事では、「20歳を越えていたA子と順調に交際していたようだが」と記述されているが、実際に小澤氏がA子さんに対して性行為中にDVを行うようになったのは、彼女が高校生だった16歳の頃からだ。

「2020年12月に文春オンラインから小澤のDVについて事務所に問い合わせがあった時に、小澤はA子さんとの関係について『A子と付き合い始めたのは2019年から。それまでは肉体関係のある友人だった』と伝えたそうです」(前出・事務所関係者)

 性犯罪を多く手掛けるアトム市川船橋法律事務所の高橋裕樹弁護士が語る。 

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「小澤さんが当時16歳だったA子さんに対して結婚を前提とした真摯なお付き合いをしていたというよりは、もっぱら性欲を満たすという目的で性的関係に至ったとなれば東京都青少年の健全な育成に関する条例違反になります。裸の写真を要求することは児童買春・児童ポルノ禁止法にも該当します。

A子さんが小澤の要求に応えないと、小澤は「ペットやめる=破局する」と仄めかしていた

 また、例えふたりが交際中で、合意があったと小澤さんが主張しても、男性側がそう思っていただけの可能性もあります。交際の継続など何らかの利益を提示した結果、女性側がやむなく応じた場合は準強制わいせつや準強制性交、相手を反抗できない状態にしたり、断れない状況であった場合は、強制わいせつや強制性交の罪にあたる可能性があります」

「僕に対して、仕事を辞めろという要求がずっと続いていた」

 細部をあげていけばきりがないが、小澤氏のインタビューでは、「文春オンラインの記事では触れられなかった事実」として、以下の証言も掲載されている。 

〈(中絶)手術の後、小澤はA子による手書きの“約束書”にサインしている。内容は“一生恋人であること”“浮気はしないこと”“この約束について口外しないこと”“破った場合は500万円を支払うこと”――。

2020年12月「文春オンライン」取材班は小澤氏を直撃 ©文藝春秋 撮影・細田忠

「2019年9月から昨年9月に至るまでの1年間、僕に対して“仕事を辞めろ”というA子さんの要求が、ずっと続いてたんです。僕の当時のマネージャーだったHさんと話し合い、A子さんともやり取りを続けた結果、去年の9月に別れることになりました。そのとき、僕は600万円を用意したんです。誓約書の500万円に加えて、僕の家にある彼女が払ってくれた洗濯機代とか冷蔵庫代の100万円を上乗せした金額です」