文春オンライン

幼稚園生の娘に「お父さんと、お母さんの彼氏どっちが好き?」「不幸な家族だ」と…妻の彼氏と同居した家族の現在

わかぴょん・みか夫婦インタビュー#2

note

誹謗中傷を見ると消耗しちゃう

——そういうふうに取り上げられてしまうと、いわゆる誹謗中傷みたいな、心ないコメントがくることもありましたか? 

わかぴょん ありましたね。「旦那がしっかりしてないからそういう状態を招いているんだ」とか。SNSで発信していたので、ある程度は承知の上だったけど、やっぱりそういう誹謗中傷を見ると消耗しちゃうんで。

みか 見た人によって反応ポイントがそれぞれでしたね。例えば「いい年してなにやってんの」みたいなのもあれば、「結婚して30超えてるのにまだ恋したいとかバカじゃないの」とか、「かわいくもないのに」みたいなのに反応する人も居るし。

ADVERTISEMENT

わかぴょん それから一時期、自分達から発信することをやめました。でも昨年からYouTubeを始めて、自分たちの口で発信し始めています。YouTubeでもたまに誹謗中傷は来るんですけど、何千回って再生される中で1人か2人ぐらいなんですよ。

©末永裕樹/文藝春秋

「このぐらいでも人前でしゃべっていいんや」

——そもそも最初みかさんがブログで発信し始めた理由ってなんでしょうか?

みか 性のことで悩んでいた時期に、現役風俗嬢の方のお話会みたいなのに行ったんです。現役で働いている人とかが相談しに来ていて、「こういうお客さんにどういう対応をしたらいいですか?」って。悩んでいる風俗嬢の方に「あなたもうちょっとSM系の店に移動したほうが輝くわよ」とかアドバイスしていたりして。

 その時に「私もこれぐらいやったら人前で喋れるかもな。」と思ったんです。「どんなことでも発信して喋ったら、誰かに届くことがあるんかな」と。じゃあ私も何か発信しようと思って、その時私たちのホットな話題がセックスレスやったので、セックスレスやけどそのことについて話してる夫婦としてのブログを始めたんです。

——ブログを読んでる方の中には楽になる方が居るかもしれないですよね。セックスレスで悩んでいる方とか。

みか 「楽になった」とか「勇気をもらった」みたいな連絡は結構来ますね。

わかぴょん 「応援してます」とか、「うちもセックスレスで、今妊娠中で、この後どうするか実は悩んでいた」とか、「こういう例もあるんだということを知れて希望が持てました」とかすごい言われますね。

関連記事