いま、コロナ禍で第2次グレイヘアブームが起きている。カンヌ映画祭でのジョディ・フォスター、『セックス・アンド・ザ・シティ』続篇撮影中のサラ・ジェシカ・パーカーのように、全く染めないグレイヘアではなく、白髪をおしゃれに生かす新しいグレイヘアカラーが席巻中。ヘアカラーリストの岩上晴美さんが提案するグレイヘアカラーをご紹介!
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日々お客様の白髪の悩みと向き合っていると、「伸びたらすぐに染める」という呪縛から解放されたい女性が多いことに気づかされます。ココ・シャネルがコルセットから女性を解放したように、私も白髪染めの概念を変えることができないかと考えるように。
そこで白髪をいかすカラーリングなら染める頻度が減らせたり、白髪でも疲れて見えず、おしゃれな印象にできるのではと思い、提案し始めたのが新しいグレイヘアです。
白髪の量が少ないなら、ハイライトを入れて白髪を立体的な毛束の一部のようにカムフラージュ。白髪の量が多いならハイライトやローライトを駆使し、まろやかに白髪をいかし洗練されたデザインに。その人の白髪の量、髪の長さによってこのカラー提案は無限大です。
ただし最初の3カ月、根元の白髪を伸ばし、ハイライトとなじむまではぐっとガマン。でも一度仕上がればサロンカラーの頻度は3カ月に1回以下に減らせます。白髪とポジティブに付き合う、新しいグレイヘアの実例をご紹介します。