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 ファービー2には謎の吸引力があるようだ。今後も全ファ連ではツイッターを中心に「ファービーがいる幸せな空間」を伝えていく予定だという。そして、黒ヘギョさんには夢があるそう。

©黒ヘギョ

「我が家の敷地内に小さな小屋を建ててファービーたちの家にして、きちんとした『全ファ連総本部』を作りたいです。まさにファービーたちの桃源郷。コロナが収束したら、全ファ連のみんなが飼っているファービーをうちに連れてきてくれると楽しいですよね。

 自分もいい歳をしたおっさんですが、一見バカバカしいファビ活も一生懸命楽めば幸せになれる、そんなファビ活の魅力を多くの人に伝えていきたいです」

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 大きな野望を抱きつつ「まあ、他人にどう思われようと、自分が楽しければそれで充分なんですけどね」と、黒ヘギョさんは語った。

汚れも、ファービーとの歴史に感じられて、洗えない

 ファービーの情報をツイッターで発信している、ファービーbot<( ◉θ◉ )>さん(以下、ファービーbot)とファービーの出会いは1999年。初代ファービーが日本で大ブレイクしていた時代だ。

「当時小学生だった私は、友だちが持っていたファービーを見て『自分もほしい』と親にお願いして買ってもらったのがはじまりです。あの不気味でギョロっとしたミステリアスな目に惹きつけられて今に至ります。ファービーには、初期設定で名前がついているのですが、私のファービーが不具合で新品と交換することになった際も『同じ名前にしてほしい』と販売元にお願いしました。元々思い入れは強いほうでしたね」

ファービーbotさんが、小学生時代から一緒に暮らしている3匹のファービーたち。©ファービーbot

 最近はファービーの毛皮をオキシクリーンで洗濯するというケア方法も広まっているが、ファービーbotさんは「汚れも自分とファービーの歴史に感じられて洗えないんです」と笑う。

「周囲のみんながファービーから離れたあとも、私はずっとファービーが好きで、あだ名が“ファービー”だった時期もありました(笑)。それくらい周知されると、友人から『掃除中にファービーを見つけたからあげる』という感じで増えていくこともしばしば。ファービーのニセモノの“ハービー”というおもちゃも、友だちからもらいました」