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乃木坂、僕は箱推しです

――Eテレの『将棋フォーカス』では乃木坂46の伊藤かりんさんと共演されていますが、小学生時代のモーニング娘。以来、アイドルはお好きなんですか?

中村 いえいえ、そんな追っかけていたりはしませんが、伊藤さんとご一緒することになったので、これは勉強しなきゃいかんということで、乃木坂の番組は熱心に見るようにしました。ところが面白いんですよね、番組がまた。それでだんだん楽しくなってきて、最近では乃木坂にすごく詳しくなってしまいましたね。

―― すっかり乃木坂ファンになられたんですね。

中村 乃木坂はやっぱりすごいアイドルだと思いますね。正統派アイドルでありつつ、それぞれの個性もしっかりしてるし、メンバーのみなさんそれぞれの乃木坂への愛も強くて、チームワークもすごい。ライブに行くとファンを大切にしてるのが伝わってきます。バラエティ番組では体を張って頑張ってる姿にも共感しますし……。

―― ご一緒されてる伊藤さんは別格として、中村さんの推しはどなたですか?

中村 僕は箱推しです。全員(笑)。『NOGIBINGO!』と『乃木坂工事中』を毎週欠かさず見てると、みんな好きになりますね。これは仕方がないと思います(笑)。この間ライブに行った時に、最初にアナウンスみたいなのがあるじゃないですか。「飲食撮影は禁止です」みたいな。そういう注意事項をメンバーがアナウンスしてくれるんですけど、「このアナウンスは○○でした」というのを聞く前に、誰が喋っているか声で分かっている自分がいました。

―― 乃木坂の番組以外では、今どんなテレビをご覧になりますか?

中村 年を重ねるごとにNHKを見ることが多くなりました。『プロフェッショナル』『ドキュメント72時間』。さすがに取材や作りがしっかりしているものが多いので、見ていて勉強になるものが多いですよね。あとは、バラエティ番組をよく見ます。さんまさんは昔から大好きで、『踊る!さんま御殿!!』はよく見ています。それから、ネタ番組はほとんど欠かさず見てます。

 

将棋がああしてネタになる日が来るとは思いませんでした

―― どんな芸人さんが好きですか?

中村 漫才だとサンドウィッチマンさんとか。ブラックマヨネーズさんも好きですね。ネタも好きですけど、普通のトークの返しとかが抜群に面白いじゃないですか。ツッコミではフットボールアワーの後藤さんはさすがだと思います。『すべらない話』ですと、千原兄弟の千原ジュニアさんが抜群です。最近の若手で言えば、アナクロニスティックさんの盤面解説のネタもよくできてますよね(笑)。将棋がああしてネタになる日が来るとは思いませんでした。『M-1』などの賞レースも、緊張感があって面白いですね。準決勝でこういうネタを持ってくるんだとか、芸人の方の「戦術」が見え隠れするのも見ていて面白い。

――見てますね! 色々と。

中村 あとは『ロンドンハーツ』『アメトーーク!』が大好きな番組です。

―― 『ロンハー』や『アメトーーク!』はどういうところに惹かれますか? 

中村 うーん……(長考に入る)。ああいう番組ですので、面白さを言葉にするのが難しいですが(笑)、芸人さんってすごいなと思います。ガヤの席からコンビネーションをとって笑いを生むのも、1人で話して笑いを取るのも、見ていて頭の回転とか、すごいなって思います。お決まりのパターンあっての笑いがあったりすると、「来るぞ来るぞ」って先を読んでいる身としてはたまりませんよね。来た来た来たって(笑)。

―― 将棋の定跡のように。

中村 そうですね! 定跡。パターンをきちんと踏まえながら、定跡の笑いを爆発させるってすごいことだと思います。なるほど、バラエティも将棋も、お互い読み合うことで生まれる面白さがあるのかもしれませんね。

 

◆テレビっ子新王座 棋士・中村太地インタビュー#1「国仲涼子さんがずっと好きです」 http://bunshun.jp/articles/-/4878
◆テレビっ子新王座 棋士・中村太地インタビュー#2 “ドラマの手つき”と“ひふみん”のこと http://bunshun.jp/articles/-/4879

写真=杉山拓也/文藝春秋

なかむら・たいち/1988年東京生まれ。2000年に奨励会入りし、06年に四段となりプロ入り。2017年10月11日に王座戦で羽生善治を破り、初のタイトルを獲得した。早稲田大学政治経済学部卒業。テレビでは14年にNHK『NEWS WEB』でナビゲーターとしてレギュラー出演したほか、現在はEテレ『将棋フォーカス』の司会などでも活躍している。

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