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「激辛女王」キャラが生まれたきっかけ

――そんなハードな日々の中で、激辛好きが仕事になっていった経緯は?

鈴木 辛いのは昔から好きで、10歳の時、ラーメンに豆板醤をいれたのがその起源です(笑)。それでもずっと、自分の辛いもの好きが異常なレベルだという意識はまったくなかったんですね。そんな時、テレビ番組で用意されたとんでもなく辛い料理を平気で食べていたことをきっかけに、スタッフの方が「激辛好きを押してみたらどうか?」と気づいてくれたような感じでした。

 

逆に今は「歌手」って書かれたら恥ずかしいですね(笑)

――DJにしろ激辛にしろ、やっぱり好きなことが仕事になっていっているんですね。

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鈴木 頑固なんだと思います。基本的に好きなことじゃないと続かないんですよ。だから、自然と興味が向くままやっていると、周りのスタッフさんが「じゃあここを伸ばそうか」とアドバイスしてくれて、自分の趣味が仕事につながっている感じです。

――では今現在は、「歌手」というかつての肩書きについてどんな風に受け止められていますか?

鈴木 そうですね。逆に今は「歌手」って書かれたら恥ずかしいですね(笑)。たしかに自分の立ち位置はちょっと不思議だなと思いつつ、「激辛女王」は、胸を張って名乗ってもいいのかなと思ってます(笑)。

写真=末永裕樹/文藝春秋

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