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品川駅がもっと便利に

 2019年に高輪ゲートウェイ駅付近の線路が新駅側に移動し、車内から建築中のプラットホームを見られるようになった。品川駅では京浜東北線大宮方面の乗り場が3番線から、かつて京浜東北線横浜方面だった4番線に移った。

山手線に49年ぶりに新設された高輪ゲートウェイ駅 ©iStock.com

 2020年の高輪ゲートウェイ駅開業は大きなトピックだった。京浜東北線、山手線それぞれに専用のプラットホームが用意された。この北側で京浜東北線の大宮行きは高架線で山手線をまたぎ、従来通り、田町駅で同一方向の乗り換えができる。

 品川駅の改良はさらに続く。京浜東北線が移動して空いた3番線はプラットホーム拡幅のため塞がれる予定だ。山手線外回りのドアがこちらに開き、従来の山手線プラットホームは内回り専用になる。切替の実施は2021年の12月5日に予定されている。京浜東北線の横浜方面から来た人は、同じプラットホームで山手線の渋谷・新宿方面に乗り換えられる。

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 品川駅の山手線ホームと京急電鉄ホームの間には留置線が併設されていた。これはすでに撤去されており、空地に京急電鉄の品川駅が移設される予定だ。高架の駅を地上に降ろすケースは珍しいけれど、これでJR品川駅の自由通路を高輪方面に伸ばせる。品川駅周辺も再開発計画が進む。六本木方面から地下鉄を延伸させる構想もある。

品川駅のプラットホーム構成が変わる(JR東日本報道資料より)

渋谷駅は島式プラットホームへ

 2021年9月現在、山手線の渋谷駅プラットホームは外回りと内回り、それぞれ専用に配置されている。ここは2027年までに同一プラットホームに統合される予定だ。外回りと内回りの間に広いプラットホームを置く。両側に線路があるプラットホームは島式プラットホームと呼ばれている。これは山手線だけではなく、埼京線や東急東横線、東京メトロ銀座線などを含めた渋谷駅の大改良計画のひとつだ。

 渋谷駅の問題のひとつは、埼京線のプラットホームがハチ公改札や他の路線と離れて、乗り換えしづらかったこと。周辺の駅ビルも老朽化しており、一気に更新するプロジェクトが始まった。