「光る帽子」に秘められたオカルト理論
――さっきからきょうこさんの帽子が突然ピンクに光ったりしているんですが…。
きょうこ これは私がオカルトがむちゃむちゃ好きで、オカルトっぽいものを電子工作で作ろうと思って作った帽子です(笑)。
――どのあたりにオカルトの要素があるんでしょうか?
きょうこ 地球意識プロジェクトというオカルト理論を利用して作っています(笑)。
0と1が完全に同じ確率で、ランダムに出る装置が世界各地にあって。その0と1が出る確率って人間が動揺するようなこととか、意識が揺れるようなことがあった時のログを見ると、偏りが激しくなっているんです。物理現象に人間の意識が干渉しているのではないかみたいなことも言われていて。どう考えても100%オカルトの話なんですけど、そういう理屈だったら、考えればプログラムに落とし込めるじゃないですか。
マイコンボード(マイクロコンピュータと入出力回路などの周辺回路を1枚の基板に乗せ、手軽にマイコンを利用するための回路)の無線を受信する部品を利用した乱数発生機能を使って、0と1をランダムに発生させて、0と1の発生した平均をとって偏りがあると赤く光るんですよ(笑)。0が10回中9回連続で発生してるとか。乱数の偏りの程度によって色を設定していて、濃いピンクとかだと、ちょっとやばい…(笑)。
――さっき濃いピンクでした。
きょうこ 濃いピンクは結構頻繁に出るんですよ(笑)。これは本当に信憑性あるとかではなくて遊びです! でもそう言われるとちょっと気になっちゃうじゃないですか。肝試しするときとかにこの帽子をかぶっておくとより楽しめます(笑)。
――この般若みたいなものはなんでしょうか?
きょうこ これも帽子と仕組みは全く一緒です。乱数が乱れると般若の顔が光ります。帽子だと普段そんなに被らないという人もいると思うので、車につけられるちょうどいいやつを作りました。
こういう置物、ヤンキーの車のミラーとかによくつるされているじゃないですか。セルシオとか(笑)。ヤンキーと肝試しは親和性高いのでこれはたぶん大ヒット商品になりますね(笑)。