海中転落者のうち、ライフジャケット着用はわずか25%
落水した際、人は真水かつ空気を吸った状態だと体の2%を浮かせることができる。
もしも落水者が腕を上げて救助を求めている場合は、すぐに(2)を促し、顔を水面に上げて呼吸を確保させることが優先(※水面に浮かせられる2%を顔面に持ってくる)。
ただし、これは最悪の状態であってライフジャケットを着用していれば容易に頭部を浮かせて、備え付けられた笛で救助を求めることができる。
冬場で一刻を争う場合なら、なおさら体力を温存するためにもライフジャケットは必須だ。
海上保安庁 釣り中の事故発生状況
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/info/marinesafety/00_totalsafety/07_fishing/01_pdf/02_accident.pdf
海上保安庁の調べによると、過去5年間に釣りをしている最中に海中転落した人の累計は1016人だった。このうち、ライフジャケットを着用していたのはわずか25%。また、ライフジャケット着用者の生存率が68%だったのに対して、未着用者は54%と差が出ている。
自分は大丈夫と思わずに安全対策を
というわけで、今回はライフジャケットの種類と使い分けを紹介しました。
釣り場で何も起こらなければ平和に過ごせる釣りであるが、万が一の場合、ライフジャケット未着用がゆえに死に至るケースもある。
レジャーに危険は付き物なので、自分は大丈夫と思わずに安全対策はしっかりと行って釣りをしましょう! 今回紹介した内容は動画でも詳しく紹介していますのでご覧ください。
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写真=fimo(株式会社カルモア)、ぬこまた釣査団(大西)