文春オンライン

genre : エンタメ, 芸能

――「麺匠 八雲」で以前働いていた従業員の方から、給料の支払いが遅れることがあったとお聞きしました。事実でしょうか。

「給与を支払うのが期日よりも遅れてしまったことは確かにあります。2019年の後半はとりわけ混乱が大きく、働いてくれていた従業員の方にご迷惑をおかけしました」

――何か理由があったのでしょうか?

「当時はお給料が手渡しで、業者への支払いも現金だったためお店に多くの現金を置いていたのですが、一度、約250万円の売上を当時の従業員の1人に持ち逃げされたことがあり、手元にお金が無くなってしまって支払いが遅れていました」

接客中の梅澤 Ⓒ文藝春秋 撮影・細田忠

――250万円は大金ですが、持ち逃げした従業員はどうなったのでしょう。

「すぐに従業員が名乗り出て、無事に返金されたので、警察に被害届は出さず内々に収めました。フランチャイズの店舗展開などで忙しい時期で、お金が返ってきたなら捜査などで時間を取られるのは厳しいなと考えての決断でした。従業員に『キャッシュカードが無くなった』と嘘をついたのは、持ち逃げという理由を伝えてしまうと店の士気が下がるのではと思ってのことでした。何にせよちゃんと働いてくれていた従業員の方には関係のないことで給与の支払いが遅れてしまい、大変申し訳なかったです」

――未払いの給与があるという声も聞いています。

「私たちとしては未払いのお金はないと認識していますが、もし未払いの分があるという方がいれば、直接相談できればと思っています」

「店の立ち上げ時は勢い任せの見切り発車で」

――雇用契約書を作成せずに働いていたという元従業員の方の苦情もあります。

「店の立ち上げ時は勢い任せの見切り発車で、雇用についての知識もなく、契約書を作らずに口頭で条件などを交渉して働いてもらっていた人が何人もいました。その後反省して法律なども勉強し、1年ほど前から全社員と契約書を交わす体制になっています」

スーパーでの買い出しから帰ってきた女性従業員 Ⓒ文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

――なぜ給与の支払いが現金手渡しなのでしょう。

「今は口座振り込みにしているのですが、開店当初は私に人を雇用する知識がなく、個人でやっていたので誰かに教えてもらうこともできず、仕入れ業者への支払いも全部現金だったんです」

――F氏は「麺匠 八雲」の開店時からスタッフとして入っていたのですか?

「Fさんは私が名古屋で地下アイドルとして活動していた時にお世話になった方なのですが、実は昔逮捕されたことがあり、周りからの反応は様々でしたが、私が作るお店で働いてもらうことで社会復帰の手助けができればと考えていました」