韓国でかなりの人気を博したこの番組において、チェヨンはアイドルであることを理由に見下され涙するシーンもあった。実際に彼女はかなり苦戦し、結局ファイナルまで残ることはできなかった。だがひたむきにダンスを磨いていった結果、十分な印象を残して番組を去ることになった。
宮脇咲良とともにセンターを務めていたチャン・ウォニョンは、同じSTARSHIP所属のアン・ユジンとともに新グループでデビューすると見られている。11月2日に、同社は6人組の新ガールズグループ・IVE(アイヴ)のデビューを発表し、ユジンがリーダーを務めることになった。
また、ウォニョンはKBS『ミュージックバンク』、ユジンはSBS『人気歌謡』と、ともに人気音楽番組のMCを務めており、露出は維持している。
一方、動きが目立たないメンバーもいる。韓国では7月以降に新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、9月末に過去最多の感染者が確認された状況だ。現在はどこの芸能プロダクションも新たな展開に様子見の状況を続けている可能性が高い。
ラップなどを担当していたチェ・イェナは、バラエティ番組での活動が目立つ。IZ*ONE加入前も子ども向け番組でMCを務めていたこともあり、現在は明るいそのキャラクターで各所で活躍している。その一方で、所属するYUE HUAエンタテイメントでは、ガールズグループのEVERGLOWが昨年から今年にかけて大ヒットしており、そこに加入する可能性もずいぶん前から囁かれている。
宮脇咲良やキム・ミンジュとともにIZ*ONEのヴィジュアルを支えたカン・ヘウォンは、解散直後にInstagramを開設し7月には写真集『Beauty Cut』を発売した。価格が4200円ほどにもかかわらず、韓国で1万部を超える売上になったという。今後はモデル業やユーチューバー業を中心にすると見られる。
K-POPの経験が生かせない日本勢
IZ*ONEにレンタル移籍していたHKT48の矢吹奈子とAKB48の本田仁美は、帰国した4月からそれぞれ元のグループに戻って活動を続けている。バラエティ番組でも「元・IZ*ONE」として出演する姿が目立つ。
しかし、AKB48グループはコロナ禍で厳しい状況が続いている。昨年春以降は握手会を開催できないため、握手券が封入されたCD複数枚購入の“AKB商法”が破綻しかけている。