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 HKT48は、5月に1年1ヶ月ぶりのシングル「君とどこかへ行きたい」をリリースした(ただし矢吹奈子はこの曲には不参加)。AKB48も9月にシングル「根も葉もRumor」を発表するが、これも1年6ヶ月ぶりだった。

 しかし結果を見れば、矢吹と本田の復帰はCD売上の起爆剤にはなっていない。HKT48の「君とどこかへ行きたい」の売上は、前作から2万枚少ない17.6万枚に減った。それよりも厳しい結果なのはAKB48の「根も葉もRumor」だ。今回は姉妹グループのメンバーが参加していないこともあり、前作の売上(約118万枚)の約3割である、約36万枚(発売4週目段階)にとどまっている。激減と言える数字だ。

 今後も握手会がおそらく数年は再開できないことを考えると、48グループにはさらに厳しい状況が待ち構えている。

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 また、本田仁美がK-POPで得た資産(技術や表現力)も、塩漬けにされたままだ。「根も葉もRumor」は、サビになればヴォーカルもダンスもユニゾンになる、相変わらずの「よさこいソーラン」しぐさだ。ダンスにはIZ*ONEで見られたような巧みなフォーメーションはなく、本田仁美も大勢のひとりとしてがむしゃらに踊らされているだけ。これが、AKB48のクリエイティヴの惨状だ。

「根も葉もRumor」Dance ver.

“BTSの妹分”として新グループ加入が予想されている宮脇咲良

 IZ*ONE加入前には女優として活躍していたキム・ミンジュは、今後は演技の道に戻ることが確実だ。9月、BTSの所属するHYBEの新グループにスカウトされたと報道されたが、翌10月、女優業を本格化するためにその提案を断ったと所属プロダクションがコメントした。

 そして、やはりもっとも注目されるのは、IZ*ONEの中心メンバーだった宮脇咲良だ。

©getty

 4月末に日本へ戻ってきた宮脇は、5月中旬のHKT48復帰と同時に卒業も発表。6月には卒業コンサートも終えた。帰国していた4ヶ月間は日本での残務をテキパキとこなしていた印象だ。

 動きが見えたのは8月末からだ。宮脇はふたたび渡韓し、9月には4年半続いていたラジオ番組も終了した。そして、11月1日には日本の所属先だったヴァーナロッサム(旧・AKS)との契約満了が発表された。

 宮脇の去就は、IZ*ONEで活動していた3月からすでに噂されていた。新たな移籍先は、HYBEであることはほぼ確実な情勢だ。