4月28日、IZ*ONEが惜しまれながら2年半限定の活動期間を終えた。最後の1年はコロナ禍ということもあり十分な活動はできなかったが、K-POPガールズグループではBLACKPINKとTWICEに次ぐ人気だった。
2018年のオーディション番組『PRODUCE 48』(『プデュ48』)から生まれたIZ*ONEは、さまざまな芸能プロダクションに所属するメンバーが期限付きレンタル移籍のようなかたちで集まって構成されていた。解散後、12人はめいめいの所属先に戻っていった。そのなかには、AKB48グループのメンバー3人も含まれる。
それから半年が経った。12人はどうセカンドキャリアを歩いているのか。
ソロデビューを果たしたクォン・ウンビとチョ・ユリ
まず、ソロでデビューしたメンバーがふたりいる。クォン・ウンビとチョ・ユリだ。
リーダーを務めていたクォン・ウンビは、2014年にガールズグループ・Ye-Aの一員としてデビューしたが、翌年に脱退し所属プロダクションも移籍した。IZ*ONEのメンバーとなるのはその3年後だ。そしてこの8月にソロとしてのミニアルバム『OPEN』でデビューを飾った。つまりIZ*ONEが2度目のデビュー、今回が3度目のデビューということになる。彼女は、IZ*ONEで見事に人生を切り拓いた。
メインヴォーカルだったチョ・ユリは、2017年にオーディション番組『アイドル学校』のファイナリストになるものの脱落。ガールズグループ・fromis_9のメンバー入りを逃したものの、その翌年にIZ*ONEの一員になった。そして、この10月にシングル「GLASSY」でソロデビューしたばかりだ。ユリは、その迫力ある高音パートでIZ*ONEにおいては歌の柱とも言える存在だったが、今回のソロデビュー曲は彼女のハスキーがかった声質を巧みに使ったシティポップだ。
新グループ、MC、モデル…他のメンバーの動向は
ソロデビュー組とともに、もっとも目立っているのはダンサーとして活躍したイ・チェヨンかもしれない。彼女は、8月から10月にかけて放送されたMnetのダンスサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER』(以下『SWF』)に出演した。