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「香川1区」現地へ4泊5日の旅
というわけで私も先週末から4泊5日で香川1区へ行ってきた。
選挙運動の最終日を見て(10月30日)、投開票日は“その瞬間”を各陣営で見て(10月31日)、選挙翌日は大島新監督とライブハウスで語り合う(11月1日)。それを3夜連続で配信する。相方はラッパーのダースレイダー。彼とは毎週金曜昼に「ヒルカラナンデス」という時事トークをYouTubeで配信している。今回の旅は特別編として「香川1区ナンデス」と名付けた。
まず選挙運動ラストの10月30日。
我々は候補者に会う前にうどんに会いに行った。朝からゴキゲン。すると高松市丸亀町の交差点に選挙カーが近づいてきた。小川氏がそのうしろを自転車で走っている。手を振ったら私たちに気づいてブレーキをかけて止まってくれた。さっそく候補者の1人目に会えた。小川氏は挨拶をするやいなや「ちょっとオシッコ」。急ブレーキをかけたのはトイレ休憩のためだったのかもしれない。
「『選挙現場の熱』に触れれば元気が出る」という格言
小川氏の後ろには何台も自転車が連なり、すべて同級生だという。1人に話を聞くと「50歳を過ぎて朝から自転車で何キロも走るのはキツいが走り出すと平気になってしまう」。あー、これが噂に聞くあれか。選挙の現場取材を20年以上続ける畠山理仁さんの最新刊『コロナ時代の選挙漫遊記』にはこんなフレーズがある。
《そうした「選挙現場の熱」に少しでも触れれば、元気がなかった人も元気が出る。心にも体にもいい影響が出る。》
たしかにそうだった。エネルギーというか心の湯気のようなものに当てられたのか、こちらもポカポカしてきた。