日本維新の会の新人・町川順子候補の場合は…?
続いて会いに行くのは日本維新の会の新人・町川順子。
高松市内の大型商業施設「ゆめタウン」で午前10時から演説をすると知り、先回りしたら維新の車がやってきた。なるほどと思ったのはスピーカーからは吉村洋文大阪府知事と松井一郎大阪市長の演説が交互に流れていて最後に「町川順子」の名が出てくるシステム。全国の候補者にそうしているのだろう。維新の売りがわかりやすい。
町川氏本人が乗る選挙カーも合流して街頭演説がスタート。応援弁士は維新の参議院議員の高木かおり氏。この時点で聴衆は15人ほど。みんな前に来ないので私とダースレイダーの2人が前列で演説を見上げる形に。あとで写真を見ると森の中で宇宙船を見かけてしまった子どものようだった。
演説が終わり聴衆と話が終わった町川氏に話しかけてみた。
「手ごたえはどうですか?」
こちらの態度に徐々に安心していくのがわかる。そう、我々は今回決めていたことがある。当たり前のことだが候補者の邪魔はしないこと。カメラを回しているので迷惑ユーチューバーだと思われないために丁寧な態度でまず安心してもらう。会話や写真は聴衆との話がすべて終わったタイミングでお願いする。我々はジャーナリストではなく「まつり」参加で来ているので候補者が来たら手を振るし、演説にも拍手をする。礼を尽くし、楽しむ。そのうえで「素朴な疑問」があればぶつける。町川氏にはこんなことを聞いてみた。
「今回、平井さん(自民)と小川さん(立憲)のどちらから票を多く取れそうですか?」
「有権者の方に聞いてみないとねぇ」(町川氏)
どこか他人事感が…。でも温和に対応してくれて話しやすかった。
この時点でまだ午前11時前。我々はもう2人の候補者に会えてしまった。残るは平井卓也候補のみ。ラスボスである。