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 陛下がおことばを述べられた記念式典の後に、特別講演を行った京都大学iPS細胞研究所所長である山中伸弥氏は、2019年11月、京都府行幸啓に際して催された京都御所での茶会などへ招かれており、今回はビデオメッセージでのご参加となった天皇陛下だが、桜友会関連の行事について、“オンラインで参加できるものは参加したい”と仰っていたという。

眞子さんと小室圭さんの話題に触れることは……

「天皇陛下が愛校心あふれるメッセージをお寄せくださったことに、OBやOGは深く感動していたと思います。陛下は“皆さん”と何度も呼びかけられ、じっと聞き手の方をご覧になりながらおことばを述べられて、同じ場所にはいないのだけれど、まさにいま一緒にいて、直接語りかけてくださっているように感じられました。中には涙ぐんでいる人までいて、大変驚きました。この日は眞子さんと小室圭さんのご出発の当日でしたが、集まった人がお二人の話題に触れることは不思議とありませんでした」(学習院関係者)

東京・羽田空港から米国へ出発する秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さん ©時事通信社

 天皇陛下は、眞子さんと小室圭さんのご結婚に関して、今年の誕生日を前にした記者会見で「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」とお考えを述べられている。

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 秋篠宮ご夫妻は、眞子さんが婚姻届を提出した当日に、「私たちの周りからも種々の示唆をいただくとともに、心配する声や反対する声が寄せられました。また、皇室への影響も少なからずありました。ご迷惑をおかけした方々に誠に申し訳ない気持ちでおります」という“謝罪”ともとれる異例のコメントを発表されたが、これは天皇陛下のご懸念に呼応したものでもあったのかもしれない。

 ただ、10月22日に眞子さんが両陛下に結婚のあいさつをするため、私的に皇居・御所を訪れた時の懇談は約1時間10分にわたり、あいさつが始まってから約10分後には両陛下の長女・愛子さま(19)も参加されて、とても和やかな雰囲気だったという。最後にご一家の愛犬である由莉も加わったことは天皇ご一家にとって大切な意味をもつことで、家族の一員である由莉も一緒に、眞子さんを“家族全員で見送りたい”というメッセージの表れだったのではと言われた。

12月5日、愛子さまは黒田清子さんのティアラを

 12月1日に、20歳の誕生日を迎えられる愛子さま。宮内庁は成年行事について、誕生日当日の12月1日と12月5日の2回にわけて行うと発表した。学習院大学での授業を考慮し、主な行事は日曜日である5日に行われるという。

2020年、愛子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 茶会や祝宴はコロナ禍をふまえて取りやめられるが、愛子さまと同じく天皇陛下(現・上皇さま)の長女であり内親王というお立場であった紀宮さま(現・黒田清子さん)のために作られたティアラを愛子さまがお召しになることも明かされた。コロナ禍による国民生活への影響を考慮されて、現時点でのティアラの新調を見送ったという。