「エッチ好き?」という言葉が降ってきた
――最初の電話で性の話へ流れていったとのことですが、どういった会話の経路だったのか気になります。
あゆみ 急だったよね(笑)。
りょーちん そうだったね(笑)。基本的に僕のカウンセリングは、ヒアリングからまず入って、そこでクライアントのことが8割わかるんです。で、たまに1000人に1人くらいの割合で「この人、なんか持ってるな」とビビッとくることがあるんですよね。それを彼女に感じて、そのポイントが「性」でした。
女性のクライアントに性について聞くなんて、それまで一度もなかったんですけど、ビジネスをやりたい動機や目標を訊ねた直後に「あゆみってエッチ好き?」という言葉が急に降ってきて、そのまま口に出しちゃったんです。
あゆみ メッチャ急に。直前まで全然違う話題だったから「エーッ!?」って。「急にそれ聞く?」とは思ったんですけど、それよりも「なんで、こんなこと聞くんだろ」という好奇心のほうが勝って。で、「うん、好きだよ」って。
りょーちん 自分でもビックリして、「ヤバッ。すげぇこと聞いちゃったな」と思いましたね。
あゆみ でも、下心みたいなものを感じなかったんですよ。本当に真面目な疑問として聞いている感じが伝わってきて。
りょーちん そう伝わってよかったです(笑)。
初対面は新宿のラブホテルで
――おふたりが実際に対面を果たしたのは、その電話からどれくらい経ってからですか?
あゆみ 3日後ぐらいに新宿駅の東口で待ち合わせして会いました。
りょーちん コロナ禍で飲食店もあまり開いていなかったので、コンビニでいろいろ買ってラブホテルに入って。
あゆみ コンビニ寄ったね。懐かしい。それで、部屋でなんとなく話しているうちに事に至ったという。
――そこで、相性がいいと実感したのでしょうか。
あゆみ 彼はドMなんですけど、私自身もM体質だったので、最初はどうしたらいいのかわかりませんでした。
りょーちん 1回目は、僕がリードしていて。
あゆみ 最初はノーマルなエッチだったんですけど、次の日だったかな?
りょーちん わかんない。日付感覚がない。2泊ぐらいしたのかも。延長料金、メッチャすごかった(笑)。とにかく、2回目で僕がMでリードされる側に回って。
あゆみ 「こういうふうにされると気持ちがいいんだ」と聞いて、やってみたら思ってたよりも楽しくなって盛り上がっちゃって。それで私はSに目覚めました。