――そういう話をしていたら、なおさら放っておけないですね。
りょーちん あゆみから連絡を受けた後すぐにタクシーで六本木に向かったけど、彼女に連絡したら「もう、新宿のホテルに戻っちゃった」って言われて。
あゆみ そうだ。前日から泊まっていた新宿のラブホテルになんとかして戻ったんだ。
りょーちん で、今度は六本木から彼女が泊まっているホテルに向かって。ドアを開けた瞬間にあゆみを抱きしめました。
あゆみ その時は号泣したとともに、私の価値観が変わった瞬間でした。彼なら信頼できるなって思った瞬間といいますか。ここまでしてくれる人がいなかったので。
――そうなると、翌日から一瞬も離れたくなくなってしまったのでは?
あゆみ どうだったっけ、次の日。あ、スタバで話し合ったんだ。
りょーちん そうだそうだ。これからのことを真剣に話し合いました。そこから1ヶ月くらい時間をかけて、ふたりで生きていく環境をゆっくりと整えていった感じです。
「彼女はエロのほうが光る」
――すぐにおふたりで暮らし始めたわけではない?
りょーちん 僕は一人暮らしで、彼女は実家に暮らしていたので、2週間ぐらいは別々でした。あゆみが看護学校を辞めるにしても、ご両親とちゃんと話し合って許可をもらわないといけないし。
僕は彼女のSNSビジネスのコンサルを請け負っていたわけなので、その活動を側でサポートするために同棲しようと提案して。
あゆみ それで、気づいたら一緒に住んでたよね。2020年の7月末くらいからかな。
――はじめから、Pornhubで動画を配信しようと考えていたのですか?
あゆみ 最初はPornhubとは別の方向性で活動しようとしていたんです。彼と出会う前に、アイドル的な活動をしていた時期があって、その延長線上でYouTubeのコンテンツを作ろうとしたのですが……やめたきっかけって、なんだったっけ。
りょーちん サポートする側からすると、伸びる人、伸びない人ってわかるものなんです。カウンセリングをするうちに、あゆみがその活動を心から望んでやっているわけではないと感じられて。
で、彼女の他の魅力を探していったら、イラストとか、それこそエロとか、そういった部分のほうが光るなと思って。じゃあ違うことに挑戦してみようと、ふたりで一緒にPornhubでの動画配信をやってみることになったんです。
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撮影=山本茂樹/文藝春秋
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