570万円の副収入を得るはずだったが、結局のところ得たのは500円だった。今となっては「支払う段階で気づけばよかった」と後悔している。
「会社にはカネを返してほしいと言いたいです。サラリーマンの夫には、副業の失敗と消費者金融での100万円の借金の話を打ち明ける訳にはいかないですし…。とても相談できる状態ではありません」
前出の200万円の借金をしてしまった男性同様に、毎月約3万円の返済だけが残ることとなった。この主婦の場合は借金だけでなく、家族に対しての後ろめたい気持ちものしかかることとなった。
「稼げるまでサポートします」の繰り返しで返金には応じず
東北地方で物流関係の会社に勤務する30代の男性も4月からグルメ関係の動画の編集を始めたが「すぐにおかしいと思い、5月上旬にはやめた」と打ち明ける。
「稼げなかったら『返金保証がある』ということだったので、『カネを返してほしい』と電話したんです。すると、『稼げるまでしっかりサポートします。返金は出来ません』と言われました」
その後も、「払ってもらった以上、稼げるまでサポートします」との繰り返しで返金には応じてもらえなかったという。
男性は数年かけて蓄えた貯金から200万円を取り崩してサポート費用として支払っていた。「親たちと一緒に住んでいる実家暮らしだが、家族には誰にも相談できない。1人で抱え込んでいる」と胸の内を明かした。
woodsの代理人の弁護士に訴訟についての見解を求めたが、期日までに回答はなかった。
woodsを相手に訴訟を起こしている原告の代理人、中山雅雄弁護士は、「手持ちのお金がないと言っている人には、消費者金融で無理に借りさせているところが悪質だ。サポートといってもほとんど実質的な内容はないに等しい。(先方の)対応次第では警察当局へ訴えることも考える」としている。