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「ぽっと出が、一体何できるの?」と思われながら…トップ美容家・神崎恵(46)を駆り立てた「困窮していたシングルマザー時代」

神崎恵さんインタビュー ♯1

2021/12/26
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 その一方で、学生時代、スポーツや友人関係で、子どもなりのいろんな試練を全部自分で乗り越えてきた自負はあって。ただ、それまで死ぬ気になったことがなかったんです。

――離婚によって火事場の馬鹿力が出たと。

神崎 「死にものぐるいでやれば絶対に自分にはできる」という妙な自信だけはあったので、「その時」がいつなのか、ということだったんでしょうね。

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 それまで本当にのほほんと生きてましたから、シングルマザーになったことで力を発揮するチャンスをもらったと思っています。

 

「離婚しよう」という決断の時は、突然くる

――たくましいエピソードです。

神崎 読者の方から、「私も離婚したいです」という相談をよくいただきます。私自身も同じように悩んでいた時期があるのでよくわかるんですが、「その時」って突然くるんですよ。

――「離婚したい」ではなく、「離婚する」という決断の時がやってくると。

神崎 そうです。でもそのタイミングはいつ来るかわからないから、備えておくことが本当に大切だなって。私はなんの準備もないまま「その時」がきてしまったから大変でしたけど、もし自分に経済力があったら「その時」を逃すことなく、パーンといいスタートを切れると思うんです。

――経済的な不安が原因で、離婚したくてもできない状況はつらいです。

神崎 「そろそろ仕事のペース落としたら」と言われるんですけど、そういった意味でも人生いつ何が起きるかわからない。だから今も変わらず全力投球です(笑)。

 はじめての結婚のときは、「今の私は“妻”か“母”だけだなあ」と思っていました。