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「メイクは、そのうち『ゴルフ』みたいになるんじゃないか」トップ美容家・神崎恵(46)が語る、“メンズメイクが盛り上がる”ワケ

神崎恵さんインタビュー ♯2

2021/12/26
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 21歳、17歳、6歳の3男児を育てる美容家・神崎恵さん。自分のことを「母ちゃん」と呼び、愛息たちとのエピソードを披露してくれた彼女に、夫とのスケジュール管理法について、また「カンザキング」と呼ばれていたサッカー少女がコスメに目覚めたきっかけも聞いた。(前後編の後編/前編から読む)

神崎恵さん

◆ ◆ ◆

いまだに「あの雑誌に声をかけてもらうぞ!」と思う

――「美容家」になるのは難しい、というお話が前回ありましたが、新刊『老けない美容、老ける美容』の帯にもあるように、現在は知名度や実績など、「ナンバーワン美容家」ですよね。

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神崎恵さん(以降、神崎) ありがとうございます。3年位前かな。編集さんから「読者は神崎さんのことをもう本物の美容家だと認めていますから、堂々と名乗っていきましょう」と言われましたが全然、まだまだだと思ってます。

 いまだにお声をかけてもらった雑誌名をひとつひとつチェックして、その度にガッツポーズしていますし(笑)。

――「出演したい」と思う雑誌がまだあるんですね。

神崎 「今年こそ、まだお呼びのかかってないあの雑誌に声をかけてもらうぞ!」といつも思ってます。

――過去の著書で拝見した一日のスケジュール表では、夜中の2時頃までお仕事されていて。働き続けるモチベーションは?

神崎 上の長男は来年大学4年生なんですけど、一年に一度、学費を払い込む度に嬉しくて。ふだんはほとんど飲まないんですが、学費を払い込んだ日は必ずひとり酒をして泣きます(笑)。

――自分をねぎらうような感じで。

神崎 「いやあ自分、よく頑張ったね」って(笑)。このお酒はたまらないおいしさですね。

 高校生の次男はこの前、「僕が行きたい大学に必要な予備校の授業はこれとこれなんだけど、授業料が高いから説明を聞いてほしい」と言ってきて。

――しっかりしたお子さんですね。

神崎 「母ちゃんそのために仕事してるんだから大丈夫だよ~!」と抱きしめたくなりましたね。子どもたちの「やりたい!」に対して、いつでも「まかせろ!」と言ってあげられる親でありたいと、ずっと思ってきました。

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