〈あらすじ〉

暗殺者のインナム(ファン・ジョンミン)は引退を決意し、東京で最後のミッションを遂行する。そこに、かつての恋人がバンコクで殺害され、彼女の娘ユミンが行方不明だという知らせが入る。9歳のユミンが自分の娘だと知ったインナムは、臓器売買組織に誘拐されたユミンを救出するためにバンコクに飛ぶ。トランスジェンダーのユイ(パク・ジョンミン)をガイド役に組織のアジトに乗り込むが、ユミンはすでに心臓摘出手術のために移送されていた。その頃、裏社会でも狂犬と恐れられる殺し屋レイ(イ・ジョンジェ)がバンコクに降り立ち、兄を殺したインナムの行方を血眼になって探していた。

〈解説〉

『チェイサー』の脚本で知られるホン・ウォンチャンの脚本・監督作。『オフィス 檻の中の群狼』に続く監督第2作。孤独な暗殺者と凶暴な殺し屋が戦うノワール・アクション。108分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆よく出来た映画と思いつつ、正視できないような残酷場面がいくつかあり、目をそむけてしまう。感心はするが楽しめず。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆カーアクションや格闘場面に工夫はあるが、斬新とはいえない。『ジョン・ウィック』を意識している割には情念が過剰。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆アラフィフ名優2人の、やさぐれた男の色気にメロメロに。真っすぐ見つめる少女の素直な可愛さには心がハラハラと。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆想像以上にド派手で面白い。『孤狼の血』に通じる劇画的なパンチの強さと露悪的なエグみ。良く設計されたアクション!

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆新鮮味は薄いがタイロケ部分のパンチはある。タイ=常套句的に登場する『オンリー・ゴッド』のヴィタヤ氏が渋い。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『ただ悪より救いたまえ』(韓)
12月24日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー
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