《お幸せになるが~!》とツイートした1時間後に…
5月に10代2人が自殺したとき、現場にいた女子高生の話を聞くことができた。トー横には友達の紹介できたという。2人とは4月ごろ、トー横で知り合った。しかも、当日、同じホテルに泊まっていた。
「男の子のほうに、恋愛的な意味で、私はちょっと依存的な感じでした。2人とはよくホテルで一緒に寝たりしていました。最後に2人を見たのが、亡くなる直前の姿でした。ホテルのエレベーターホールの前だったんです。たまたま見かけました。エレベーターには一緒に乗らなかったので、会話はしませんでしたが、すごく暗い様子でした。OD(オーバードーズ)後っぽかったんですが。あのとき、(自殺するのを)気づいていればよかったと後悔しています。その後、2人のことを考えて、病んでいたりします……」
その後、コンビニからホテルに戻るときに、2人がビルの近くに倒れているというのを目撃した。
「見つけたときは、名前を呼んで泣き叫んでいたんです」
2人はどんな悩みがあったのだろうか。
「男の子と話をしていたときに、ときどき『死にたい』と話していました。その理由は言ったことがなかったですね。ただ、お母さんからくる《どこにいるの?》とか《早く帰ってきて》などのLINEをとても嫌だって話していたかな。たくさん(LINEのメッセージが)きていたと思います。それ以上のことを深く話してはいないです。女の子は『家に帰りたくない』とは言っていましたが、悩み話はほとんどせず、トー横で楽しく友達と話したり、お酒を飲んだりしていました。飲酒は私もですが、2人ともしていました。
2人はもともと死ぬ日を決めていたらしいです。亡くなる直前に、2人は《付き合った》とツイートしていましたが、男の子は『ネタで付き合った』と言っていました」
亡くなった男の子は、飛び降りる数時間前に《(一緒に亡くなった中学生と)付き合ったカモ~》とツイートしていた。最後の投稿は、約1時間前の《お幸せになるが~!》だった。自殺するほどの苦しさからの解放を暗示していたのか。それとも、自殺をしないことを一時は考えたのか。投稿の真意はわからない。他に気になることはあったのだろうか。
「2人はときどき、(市販薬を)連続でODしていました。飲酒もしていました」