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ビッグダディの三女が語る、壮絶すぎる大家族の日常「放送翌日には飛び蹴りされたり、家にナイフが刺さった肉が届くことも」

ビッグダディの三女が語る、壮絶すぎる大家族の日常「放送翌日には飛び蹴りされたり、家にナイフが刺さった肉が届くことも」

ビッグダディの三女・林下詩美インタビュー#1

note

「私、家族が大好きなんです。だから…」

——ビッググランパですね。『ビッグダディ』の放送が始まった時は、詩美さんは小学生ですか。

林下 そうです。私が小学校2年の時でした。

ビッグダディと詩美さん

——突然、番組から依頼がきたと。

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林下 以前からずっと出てくれないかと言われていたみたいです。でも父はそういうのが苦手なタイプだったので、ずっと断っていて。でもあまりに誘ってくるものだから、最後は根負けして了承したみたいです。

子供達のためにご飯を作るビッグダディ

——詩美さんは、嫌だなという思いはなく?

林下 全くなかったです。むしろカメラマンがいい人だったので、撮影が来るたび一緒に遊ぶのが楽しくて。TVには映っていないですけど、本当に家族みたいに仲良くしてくれるんですよ。今でも連絡先が繋がっていて、誕生日の日には「おめでとう」と連絡がきます。

よく集まるというビッグダディ大家族 一番右が詩美さん

——放送は毎回見ていたんでしょうか?

林下 いえ、全く(笑)。1回目はみんなでTVの前に集まって見たんですけど、30分くらいで飽きちゃいました。別に自分たちの知っていることが放送されているだけなので、それ以降は見ていないです。そもそも家にTVがない時期もあったし。

——詩美さんは、番組でもおとなしかった印象がありますが、実際はどうなのでしょうか?

林下 あのままです。兄弟の中でも一番くらいに人見知りなんです。人前で話すのは苦手だし、前に出て行くタイプではなかったです。

 

——それは何か理由が?

林下 私、家族が大好きなんです。とにかく何かあれば家族だし、家族がいなければ生きていけないくらい。だから学校の友達や近所の人から「番組見たよ~」とか「お父さんっていつも怒っているの?」とか聞かれて、口下手な私が話すことで、余計家族の印象が悪くなるのは嫌だったし、耐えられなかった。どう立ち振る舞えばいいかわからなくなって、あんまり話さないようにしようと思っていたら、いつの間にか人前で話すことが苦手になってしまったんです。