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僕がタモリさんから唯一怒られたこと

 僕が唯一怒られたのは、バーで待ち合わせして、道がわからなかった時くらいです。タモリさんって、地図が大好きじゃないですか。「右にあれが見えるだろ、そこを曲がって」とか電話で教えてくれたのに、それがわからなかったときにだけ、めちゃくちゃキレる(笑)。でも、あとはなにも怒られません。

©文藝春秋

 今でもタモリさんと会うと緊張します。その感覚は変わりません。でも、そういう緊張感がないと、一緒にいたいと思わない。タモリさんって、知れば知るほど、わからなくなる。それが魅力的で、そういうところが大好きなんです。

 人生をとことん楽しんでいる人。それがタモリさんだと言えるかもしれませんね。