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歌舞伎町には今、20店舗以上の「闇スロ」店が!

「コロナ感染が始まった当初、まずは正規のパチスロ店が自粛を迫られました。それがきっかけで闇スロを覚えた客も多かったですね。10月には『闇スロ初心者』も入りやすいと評判の店だった『バカボン』が摘発され、客も逮捕されました。それでもまた近々には同じ系列の店がオープンするという話もあります。開店には3000万円ぐらいの費用がかかりますが、儲かるので店は減りません。まさにもぐら叩きですよ。

闇スロ店「バカボン」が入っていたビルの外観 ©文藝春秋

 ひと昔前は、ぼったくり店であれば年に数億円を売り上げることもできましたが、今は取り締まりが厳しい。一方で、“情弱店”でなければ、闇スロの摘発は事前に事情通から情報が入ってくるので回避できることもあります。『バカボン』の摘発も店側は事前に知っていましたよ。コロナ禍で業界全体が潤っており、自分が知っているだけでも歌舞伎には今、20店舗以上ありますね」(闇スロ関係者)

ギャンブル店専門の強盗団も…

 ただし違法ギャンブル店はその日の売り上げを店に置いておくわけにもいかず、店の従業員らが自宅に現金で持ち帰って管理する。そのため、強盗に襲われやすいといったリスクも抱えているという。

「お互い違法なので表面化しませんが、違法ギャンブル店専門の強盗団もいます。私の知り合いは強盗した後に闇スロ側に捕まって、結局互いのケツモチ同士で話し合い、店側に1人50万円を払うことで決着したようですが…。違法店は今でこそ儲かっていますが、トラブルがあっても警察に相談するわけにもいかない。リスク管理は自分たちでやるしかありません」(同前)

いまもスカウトやキャッチで賑わう歌舞伎町 ©文藝春秋

 緊急事態宣言が何度も出され、自粛を迫られた2021年。

 多くの人がこれまで経験したことのない閉塞感を感じる中、居場所を失った者たちの隠れ家となったのがこういった違法キャバクラや違法ギャンブル店だった。

 コロナウイルスの完全な終息が見通せない中、この流れは来年もおそらく大きくは変わらないだろう。警察と店のいたちごっこは2022年も続きそうだ。

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