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《写真多数》「エモいなこれ!」「ハロウィンのために買った衣装を再利用しました」…“狂騒空間”と化していた“渋谷カウントダウン”を直撃ルポ!

genre : ニュース, 社会

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 渋谷カウントダウン実行委員会主導のもと、2016年から行われてきた渋谷駅前のカウントダウン。例年であれば、若者や外国人観光客を中心に、渋谷が熱狂に包まれるお祭りだが、今年の開催は、昨年に続き中止となった。

 渋谷区長の長谷部健氏は、12月24日に「【区長メッセージ】12月31日の年末カウントダウンイベント中止について」を発表。感染者数は落ち着いているものの、「オミクロン株」の拡大懸念など予断を許さない状況が続いているため、イベント中止を決定したこと。そして、屋外でのカウントダウンを目的とする渋谷駅周辺への来街を控えてほしい旨を訴えた。

 しかし、そんな願いも虚しく、今年もカウントダウンの渋谷には多くの人が集っていた……。ここでは、2021年12月31日の深夜から翌日早朝にかけて渋谷駅周辺で起きていた出来事を紹介する。

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大晦日の渋谷には数多くの人が集まった ©文藝春秋

「全然ノリ悪くね?」

「ハロウィンのために買った衣装を再利用しました。これが本当のリユースですよ。渋谷には30分前に来て……なんというかノリですね」

仮装した男性 ©文藝春秋

 彼らの他に仮装した人はわずか数名。ハロウィンのようなお祭りとは違った様相に、街を歩く人から「ハロウィンの感覚で来たら全然ノリ悪くね?」という言葉も聞こえてきた。そんな渋谷カウントダウンにありながら、コスプレして来た男性2人は興奮した口ぶりで、カウントダウンをお祭りとして楽しんでいる旨を語ってくれた。

ライブで主張を訴える「美しき活動家」と込山洋氏(のぼり旗は別団体のもの) ©文藝春秋

 仮装をする一部の人と共に、異様な存在感を放っていたのは、ハチ公前の広場に陣取った政治団体「国民主権党」の面々だ。スピーカーから流される爆音と共に、ワクチンやマスクは不必要と大声で喧伝する。

 スピーカーからは「ハッピーニューイヤー、新しい年おめでとう! おかしなワクチン世界も! おかしなマスク世界も! 今日でおさらばだ!」という言葉が大音量で聞こえてきた。

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