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「脱出島」の舞台となる無人島は、奄美大島のある島

 なかでも無人島から自力でイカダを作り、島から出るまでのタイムを競う『脱出島』は名物企画です。『無人島にとり残されたらどうする?』というテーマで、出演者は45Lのリュックひとつ=ワンバッグに入る分の持ち物のみを持ち込み、それ以外は島にある限られたアイテムだけで有人島へ脱出するというもの。

 食料や飲料水は持ち込み禁止なので、毎回出演者が知恵を絞り、自力で火をおこしたり、水を入手して無人島で奮闘する姿や、全力でイカダを漕いで無人島から脱出しようとする姿に多くの視聴者から感動の声があがっています。

 スタッフにお願いするようなシーンがなければ基本的に出演者が一人ですべての作業を行い、手作りイカダで荒れた海を渡る。離れたゴールに辿り着くまでの道のりは困難の連続で、脱落者も多い。そんな中サバイバル術に長け、何度も脱出に成功しているあばれる君は、物づくりの楽しさや、努力の大切さを子どもに訴え、多くの子どもたちから支持されており、『Mr.冒険少年』ともいわれています」(テレビ誌ライター)

 1月3日放送の正月特番「脱出島・お正月大会」は4時間放送の豪華版で、あばれる君、ハリセンボンの2人、Sexy Zoneの菊池風磨の3組が「脱出島」に挑戦した。ちなみに「絶対王者」あばれる君は唯一、持ち込み可能なワンバッグもナシというスタイルで挑んでいた。

番組HPより

 企画の舞台となる無人島は毎回同じ島で、奄美大島のある島が使われている 。

撮影で使用されたA島 ©文藝春秋 撮影:細田忠

不眠不休で準備をしてきた現場スタッフたちは限界だった

 度々、子どもたちを「全国少年少女諸君」と呼ぶあばれる君は、1月3日放送の番組内でも、島で火起こしの装置を作成しながら、子どもたちへの熱い想いを語った。

「自分の子どもたちの顔を想像して仕事頑張るでしょ。どの仕事もどれだけ真剣にやったか、それで決まると思います。お父さんお母さん見ていてください。『親父たちはこんなに頑張っているんだぞ』ってところを見せてあげましょう」

火起こし装置を作りながら語るあばれる君 

 番組のラストでは、イカダを懸命に漕ぎ、ゴールを目指しながらこうも訴えた。

「全国少年少女諸君、そしてひいてはそれを育てるお父さん、お母さん、そしてそれを育てた、おじいちゃん、おばあちゃん。若い世代、頑張ってますよー。俺も家族のために、そして応援してくれるファンのために、何より今回は自分のために頑張っています」

ゴール付近で熱くかたるあばれる君

 もちろんあばれる君も、出演者という立場で頑張っていたのだろう。

 だが、出演者以上に頑張り続け、不眠不休で準備をおこなってきた現場スタッフたちは既に限界だったようだ。

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