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色々取り決めるのに2、3年掛けて離婚

――娘さんは武田さんを「久美子」と呼ばれるのですね(笑)。では、改めてですが、離婚理由はなんだったのでしょうか。

武田 性格の不一致ですね。結婚してしばらくすると、なんとなく気持ちも醒めていましたし…(笑)。向こうに最後「もう、僕にみじんの愛情もないだろう」と聞かれ、二つ返事で「うん」って言いましたからね。でも、「じゃあ別れようか」と言われたときは「え、離婚…?」って。さすがに「離婚」となるとゴーンと響き、りっこーん…!! ついにきた。大丈夫かなと。それはちょっと不安になりました。

 というのは、うちの両親は、同じ高校に通っていたころからの付き合いで、お互いしか知らないで結婚したような家庭で私は育ってきたんです。最後までずっと仲が良かったですし…。とはいえ、決断は早いタイプなので、離婚自体は全然迷いませんでした。

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決断は早いタイプだと語る

――離婚話が出てから実際に離婚が成立するまで、かなり時間が掛かったとか。国際離婚になると手続き等も国内とは変わってきたりするんでしょうか。

武田 国際離婚では、子どもがいないとか、共有財産がない場合は、まだスムーズだと思うんです。でも両方あったので、色々取り決めるのにプロに入ってもらって2、3年かかりました。たとえば、元夫婦が違う国に住んだ場合は、その間を子どもが行ったり来たりしないといけないんです。今年のクリスマスは一緒に過ごしたけど、来年は元夫とか。冬休みの2カ月は元夫、次の休みはこちらとか。そういうのも全部取り決めて、双方が納得するまで時間は掛かりました。マスコミの方からは、「もう離婚されたのですか?」とよく聞かれましたが、色々手続きがあるんですよ。娘も今の年齢だったらまた違うんでしょうけど。まだ10歳でしたし。

 まぁ、今となっては、娘の父親として話もしますし。「ハハハ~」なんて笑ったりもできますよ。娘のパスポートの書き換えのときも、ちょっと並ばされて、2時間くらい座ってましたけど、なんとも思わなかったです。友人とも違いますが、娘の父親としては永遠に変わらないですし、健康で頑張って欲しいなっていうのは思いますね。

再婚の可能性は…?

離婚劇がめんどくさくて再婚は考えていない

――ちなみに、ソフィアさんが19歳になって手が離れたと思いますが、再婚とかは考えますか?

武田 ないですね。やっぱりもう離婚劇がめんどくさくて、めんどくさくて(笑)、大変な思いをしたので。結婚するということは、その可能性があるわけじゃないですか。だから再婚はもういいかなって思います。

 もしくは結婚じゃなくて恋人同士とか、なにも形をつけなくても。形をつけると面倒だと思います。最後看取る人が…っていうけど、みんな死ぬときは一人だし。ボーイフレンドはいるけど、結婚はしないですね。