伊集院光(54)が11日、パーソナリティを務めるラジオ番組「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)が今春終了することを、番組の中で発表した。終了の理由について伊集院は「”どうして終わるんですか”っていう話は3時間でも4時間でもできるんですけど、その時間がとれないならたくさんのことを言うと誤解を与えていくんじゃないか」と多くを語らなかった。
「週刊文春」では12月に伊集院の“パワハラ疑惑報道”への思いや、降板に至った背景などを報じていた。当時の記事を再公開する。(2021年12月16日号より。年齢・肩書きなどは公開時のまま)
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“TBSラジオの顔”がなぜ番組をやめなければならないのか
「伊集院さんが朝のラジオ番組を来年3月いっぱいで降板することを決意。すでに局側にも伝えています」(番組関係者)
“ラジオの帝王”とも称される伊集院光(54)がTBSラジオの看板番組「伊集院光とらじおと」(毎週月~木、8時半~11時)のパーソナリティに就任したのは、2016年4月のこと。
「30年続いた長寿番組、『大沢悠里のゆうゆうワイド』の後継として鳴り物入りでスタートしました。TBSとしては固定客の多い朝の時間帯をトーク力抜群の伊集院さんに任せ、『おじいさんになるまでやってもらいたい』という心づもりだった」(TBS関係者)
伊集院は同局で毎週月曜に「伊集院光 深夜の馬鹿力」を25年以上も続け、聴取率を牽引してきた“TBSラジオの顔”。そんな功労者がなぜ番組をやめなければならないのか。
局内からは伊集院をかばう声も
事の発端は、2021年9月に「女性セブン」が報じたパワハラ疑惑だ。
「月曜アシスタントの新井麻希アナ(39)に対し、伊集院さんが『いま新井は降板スレスレのラインだからな!』と言い放つなど“パワハラ”をしていると報じたのです。さらにスタッフへの高圧的な態度も問題視されていると」(同前)
ただ、局内からは伊集院をかばう声も上がる。
「伊集院さんは非常にストイックで“ラジオ愛”が強く、ハガキ選びなどにも何時間もかける。特に月曜は深夜3時まで生放送をした後、局の床にマットレスを敷いて仮眠をとり、翌朝の放送に備えるほど。また、期待して可愛がっている後輩の面倒見もよく、新井アナもその一人だったはずです」(前出・番組関係者)