1ページ目から読む
2/2ページ目

男らしくないと判断されたら原稿は修正され…

 雑誌のインタビューでも、事務所は常に目を光らせた。

「男らしくないと判断されたら原稿は修正され、写真は『セクシーではなく爽やかなものを』と念押しされる」(芸能記者)

 だがマネージャーの目の届かないところでは、

ADVERTISEMENT

「このあいだ温泉旅館に二人で行ってきたんです。よかったですよ〜」

 と、“恋人”とのデートを匂わせてしまう“限界突破”発言も。最近では「男らしくあろうとすることをやめた」と公言している。

事務所の発表

「氷川君の中に『引退』なんて微塵もないと思います」

 その裏で、デビューから休みなく歌い続けてきた心と体は悲鳴を上げていた。別の音楽関係者が明かす。

「レコーディングやテレビ、取材と毎日のように働き詰め。先代の長良会長なら、ここまでの無理はさせなかったはずです」

 デビュー時から氷川を知り、彼が“東京の母”と慕う音楽評論家の湯川れい子氏は今回の発表に安堵する。

「働き過ぎていて、『ちょっと休ませて貰ったら』とか心配をしていたので、『よかったね』と言いました。体調を崩す前のギリギリのタイミングで手を打てた。それに去年は自分らしさも出せるようになったし、ひばりさんの歌で終われた、いい1年でした」

 ファンは、このままずっと活動休止してしまわないかと心配になるが、

「氷川君の中に『引退』なんて微塵もないと思います。期間を言っていないのは、1カ月、あるいは1週間でまた歌いたくなるかもしれないから。彼はそういう性格なんです」(同前)

 氷川にとって「歌は我が命」なのだ。