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〈独白〉「『人としてどうなん?』と思うコーチも結構いて…」元競泳ジュニア日本代表選手(21)はなぜAV女優になったのか

〈独白〉「『人としてどうなん?』と思うコーチも結構いて…」元競泳ジュニア日本代表選手(21)はなぜAV女優になったのか

新海咲インタビュー #1

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 競泳ジュニア世界大会個人メドレーで2冠に輝き、日本代表選手として世界各国で驚異的な成績を記録。日本代表選出も有力視されるなど、アスリートとして圧倒的な実績を持つ新海咲氏が2022年2月23日にAVデビューした。まさかの転向に水泳界は震撼。日本のAV界にも大きな衝撃が与えられた。

 幼少期から水泳に人生を捧げてきた彼女は、培ってきた実力を発揮できる水泳という競技を引退し、なぜAVという新しい海に飛び出したのか。ここではデビュー作発売直前に行ったインタビューのもようを紹介する。(全2回の1回目/続きを読む)

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小学6年生でエリート小学生が集められる合宿に参加

――水泳は何歳頃から始められたんでしょう?

新海咲(以下新海) 3歳からですね。最初は幼稚園に行く前の親離れの一環として始めさせられました。通いはじめは親と離れるのが嫌でずっと泣いていたみたいなんですけど、スクールに慣れてきたらぽんぽーんと級を上がっていって、幼稚園を卒園する頃には、クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライの4泳法ができるようになっていましたね。小学1年生の終わりくらいに「選手コースに来ないか?」っていう声かけがあって、小5で初めて全国大会に出て……という感じですかね。

 

――幼少期から選手として頭角を現していたんですね。初めて参加された全国大会の結果はどうでしたか?

新海 全然! 予選落ちです!

――それは悔しかったでしょうね。

新海 いや、タイムが自己ベストだったんで。達成感があったわけでもないですが、かといって、悔しくもなかったです。

 なんでしょう、当時、緊張とかもしなかったんですよ。何もわかってなかったから。決勝に残りたいとかも思っていないし、「とりあえず頑張って泳ごう」くらいの気持ちでした。帰りにディズニーランドに行けるっていう楽しみのほうが勝っていましたね。競技そのものよりも、別の楽しみのために頑張るというか。そういうことが多かったです。

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