昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「特別支援学級に行きなさい」「君の体にもブスっとやってやる」盛岡のパワハラ女性教師(58)が小1男子を不登校に追い込んだ“異様発言“の数々

genre : ニュース, 社会

「あなたは特別支援学級に行きなさい!」

 2021年9月下旬、岩手県盛岡市にある豊かな自然に囲まれた小学校の1階の教室に、女性のヒステリックな声が響き渡った――。声の主は、岩手県盛岡市立羽場小学校で1年生の担任を務めていた50代の女性教師。児童たちに向かって、こうも発言したという。

「あなたはおかしい子」「君の体にもブスっとやってやるからな」

 これらの発言以外にも女性教師による複数の児童への暴言やパワハラ行為が発覚し、女性教師本人と同校の校長には現在自宅待機と研修が命じられている。女性教師のパワハラ行為について、盛岡市の教育委員会による調査も始まった。事の発端は、保護者による告発だった。

盛岡市立羽場小学校

「2021年の7月から約2カ月にわたって息子に付き添って授業に出席する中で、子供たちが置かれた悲惨な環境に愕然としました。クラスのほとんどの子供たちが、担任の女性教師に怯えているように見えました。教室という閉ざされた場所で目撃した教師の問題行為のすべてをお話しします」

 神妙な面持ちでそう語るのは、2021年に羽場小学校に入学した長男Aくんを育てる40代の父親だ。

取材に応じるAくんの父親

涙目で「先生が怖い」

「息子は入学式の前から小学校に通うのを楽しみにしていたのですが、入学から1カ月も経たないうちに学校へ行くのを嫌がるようになりました。数日後に校長先生から連絡があり、学校でも教室に入ろうとしなかったり、教室から逃げ出そうとしていたと伝えられました。あらためて本人に理由を聞くと、涙目になって『先生が怖い』と訴えてきたんです」

 父親が学校に相談すると校長との面談を提案され、5月6日に初めての面談が実施された。しかしその場に担任の女性教師が同席することはなく、担任に問題があるのではと伝えても「転校を考えていますか?」などとはぐらかされるばかりで、建設的な話し合いにはならなかったという。

 その後も何度か面談が行われたが、担任の女性教師は一度も同席しなかった。事態が膠着していた6月15日、ついにAくんは学校へ行くことを拒むようになった。学校へ行く支度をしようとしない長男に父親が理由を聞くと、「本当に先生が怖い」と絞り出すように答えた。