〈あらすじ〉

サムことサマンサ(カレン・ギラン)は、“会社”と呼ばれる組織に所属する凄腕の殺し屋だ。任務を遂行中に、会社を裏切って8歳と9カ月の少女エミリー(クロエ・コールマン)を保護したことで、2人は追われる立場となってしまう。さらに運の悪いことに、サムに息子を殺された別組織のボスも、サムを血眼になって追っていた。サムは15年前に姿を消した殺し屋の母スカーレット(レナ・ヘディ)と再会し、母の仲間だった3人の女性たちが取り仕切る図書館に身を隠す。それを嗅ぎつけた追手たちとの、激しい戦いの火蓋が切られる。

〈解説〉

架空の街を舞台に、殺し屋母娘が犯罪組織の男たちと戦うバイオレンス・アクション。脚本・監督は『オオカミは嘘をつく』のナヴォット・パプシャド。114分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆ヒロインよりもタフな母親と8歳の少女のほうが見もの。P・ジアマッティの演技と懐しのヒット曲の数かずを楽しむ。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆アクションもキャメラワークも、引用と工夫をいろいろ重ねているが、「ジョン・ウィック」の二番煎じ。量だけは特盛だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆熟女好きのハートを射抜く。アクションにも大笑い。妻や娘に嫌われるとお父さんは孤独、を暗示するようで楽しめた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆ヒロインなどキャラは魅力的だが、どうにもアクションが小さい。タランティーノやロドリゲスの追随から飛び出して!

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆見栄え重視で巧みなまでに組み立てられた全ショットはどこか様式美に拘り過ぎ。乳化されないシェイクを口にした感覚。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『ガンパウダー・ミルクシェイク』(仏、独、米)
3月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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