「そばつゆ×カレールー×げそ天＝凄ウマ」チープな方がうまいという不思議…立ち食い「カレーそば」を食べくらべ

　まずその餡をひとくち。デミグラスソースはハヤシライスのソースに近い味で、玉ねぎなどがよく煮込まれている。このソースはそばにとてもよく合っている。メンチカツは厚さ3cmはあろうかというしっとりとしたタイプで、デミグラスソースをつけて食べるとこれもなかなかワイルドだ。そばというより「洋風soba料理」という雰囲気で、相当驚いた。メニュー開発者はきっと従来のそばにとらわれない自由な発想の持ち主なのだろうと想像する。季節限定で特注のメンチカツがなくなるまで販売されるとか。実食の価値は十分にあると思う。

「カレーそば」をおいしく食べる技を紹介

　今回紹介しなかった立ち食いそば屋にもおいしい「カレーそば」はたくさんある。新宿区早稲田鶴巻町の「山吹」、新丸子駅前の「山七」、札幌市中央区大通西5丁目にある「ながら」、新潟の万代シテイバスセンター構内にある「万代そば」などもなかなかうまい。

　さて最後に、おいしいカレーそばの食べ方をこっそり紹介しようと思う。

・「カレーそば」にかき揚げ天やげそ天などの天ぷらをオンするとさらにうまくなる。たぬき、きつねを入れてもうまい。

・「カレーそば」にソースをかけてもうまい（個人差はあります）。

・「カレーそば」にカレー粉、七味、一味の追いがけは最高に合う。

・「カレーそば」に生玉子を入れるのはもちろんうまい。

・「カレーそば」にコロッケ、メンチカツをオンするとすごくうまい。とろけるチーズもうまい。

・「カレーつけそば」や「カレーせいろ」もうまい。

　コロナと紛争がはやく終わることを祈って「いざカレーそば」である。

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