これまで数多くの人気作とブレイク俳優を輩出してきた「仮面ライダー」シリーズ。中でも他の作品とは一風変わり、「人間の欲望」をテーマにした作品が、2012年に放送された「仮面ライダーオーズ/OOO」(テレビ朝日)だ。
その日、同作でオーズの協力者であるアンク役を演じた俳優・三浦涼介(35)は、”欲望”のまま仲間のライダー俳優たちと夜を過ごしていた――。
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“サラブレッド二世俳優”として注目される三浦
三浦涼介は父親が俳優の三浦浩一(68)、母親がタレントの故・純アリスで、2002年に俳優デビューした頃から “サラブレッド二世俳優”として注目されてきた。
最近では映画「るろうに剣心」シリーズでの“刀狩りの張”こと沢下条張役、TVドラマ「顔だけ先生」(TBS)でのゲイの教師・早坂優一役などを見事に演じきった。そんな三浦の出世作となったのが「仮面ライダーオーズ/OOO」だった。
3月12日より劇場公開された「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」は、テレビシリーズ最終話から10年後を描いた作品だ。公開初日におこなわれた舞台挨拶には、多くのファンが来場し盛り上がった。ファンの一人が言う。
「『オーズ/OOO』は、昨年11月に放送された『仮面ライダー総選挙』(NHK BSプレミアム)の作品部門で3位、ライダー部門でオーズが4位になるなど、シリーズ内でも人気の高い作品です。ちびっ子だけでなく、女性や大人のファンも多く、映画公開初日は限定グッズを求め、オフィシャルショップには長蛇の列ができていた。