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「去年と変わっていない」「メジャー移籍は不可能に近い」開幕勝利でも巨人・菅野智之の危機

 巨人の菅野智之投手(32)が3月25日の中日戦で5年連続8度目の開幕投手を務め、球団史上最多となる開幕戦5勝目を挙げた(※続く4月1日阪神戦は7回3失点で2連勝)。

 チームも連勝スタートを切ったが、巨人OBは「大黒柱なのに去年と変わっていない」と首を傾げる。

「今季先発ローテは戸郷翔征、山崎伊織、赤星優志と20代前半ばかりでもろさがある。菅野で勝ち星が計算できないとV奪回プランの根幹が崩れます」(同前)

 菅野は1点先制後の3回に3連打を浴びて同点にされ、4回には主砲・ビシエドに勝ち越しソロも食らった。6回を投げて被安打7本。そのうち5本は左打者に打たれ、投手の大野雄大に2安打されている。

オープン戦では3試合に先発し防御率7.36と打ち込まれた ©共同通信社

「普通、投手は詰まって手がしびれることを嫌い、直球には手を出したがらない。ところが大野は全く怖がらず、2安打とも真っ直ぐを捉えていた」(同前)

 この試合、直球で奪った空振りはわずか1度だけ。

「肘が下がって体が横振りになり、シュート回転して真ん中に入っていた。球速も最速149キロと上がらず、中日打線にすれば直球はほぼチャンスボール。投球は『悪いなり』に粘っていた感じで、スライダーでかわす場面が目立ちました」(スポーツ紙デスク)

 昨季は6勝7敗と黒星が先行。捲土重来を期して昨年12月から沖縄で自主トレに励んだが、14勝を挙げて最多勝やMVPのタイトルを手にした一昨年ほどの状態には戻っていない。