Q ジンバブエのムガベ大統領が辞任。独裁からの脱却は?
1980年のジンバブエ独立以来、
A 独裁者が辞任したからといって、次の指導者が民主主義者とは限らないという典型でしょう。
副大統領のニックネームは「クロコダイル」つまりワニです。したたかで長生きという意味で、こう呼ばれているそうです。
たしかに独裁者の下で長生きしてきましたし、したたかにトップの座を確保しました。
彼は、ムガベ大統領の下で反対派弾圧にも関与しました。独裁者が辞任したからといって、次の指導者が民主主義者とは限らないという典型でしょう。
ただし、過去にはミャンマーのテイン・セイン大統領のように、軍事独裁政権の後継者として大統領になりながら、アウンサンスーチー氏の復権を認めるなど急激な民主化を進めた人物も存在します。
国際政治では何が起きるかわかりません。「独裁者の下にいたから独裁者」という見方は、ひとまず脇に置いて、今後を見守りましょう。
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