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医療従事者や入院患者以外も利用可能

――ユニクロに連絡をしてから出店までには、どのぐらいの時間がかかった?

ユニクロへ連絡をしてから、出店が決まるまでに約9カ月間かかりました。そこから、オープン時期を決めるまでに1年以上かかっています。


――出店するうえで、ユニクロ側に要望したことは?

患者さんが入院する時に必要となる衣類をベースに商品を取り揃えてもらい、職員がよく使うアンダーウェアも、揃えてもらいました。

また、話し合いの当初から、病室への配送サービスや、今後、医療や介護を必要とされる方々への商品開発などを一緒に行っていくことを提案し、ユニクロ側には積極的に検討していただきました。

「ユニクロ 済生会中央病院店」(提供:東京都済生会中央病院)

――この店舗、済生会中央病院の医療従事者の方や入院患者の方以外でも、利用できる?

はい。ご利用いただけます。

「病院をもっと気軽に足を運べる場所にしたい」

――病院内の店舗と言うと、コンビニやレストラン、カフェが一般的というイメージがある。 これまで、済生会中央病院にはどのような店舗が出店していた?

現在、コンビニエンスストアとレストランがあります。また、以前はカフェもありました。今後、カフェは新たにオープン予定で、現在、準備中です。


――病院内の店舗に関して、病院としての考え方は変わりつつある?

病院内の店舗について、「患者さん方へのサービスの充実」を、最も重視している点に変わりはありません。ただ、現在、済生会中央病院が取り組んでいる「新しい病院の在り方を考える」という事業計画の点からは変わりつつあります。

病院の敷居を下げ、病院をもっと気軽に足を運べる場所、日常生活の一場面にしたいと考えています。

私たちは、病院の主な訪問者を患者さんや、そのご家族と考えてきました。
しかし、「新しい病院の在り方」では、患者さんやそのご家族に加えて健常な方々、具体的には広く地域にお住まいの方々にも、足を運んでもらえる空間づくりを目指します。

ユニクロのオープンは、その取り組みの一つになると考えています。また、利用される方々にとって、ホスピタリティにあふれたサービスが提供でき、利便性の高い店舗があることはもちろん、楽しく、わくわくする空間づくりに貢献いただけることも期待したいです。

 

「病院をもっと気軽に足を運べる場所にしたい」という思いが込められている、今回のユニクロ出店。ユニクロに限らず、生活に関わる身近な店舗が今後、病院内に出店されることで、病院自体の在り方だけでなく、病院に対する私たちの意識も変わっていくのかもしれない。

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