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〈驚愕の費用でリニューアル〉なぜ今こんなお店を!? 昭和レトロを前面に打ち出した“異色すぎるパチンコ店”を徹底ルポ

〈驚愕の費用でリニューアル〉なぜ今こんなお店を!? 昭和レトロを前面に打ち出した“異色すぎるパチンコ店”を徹底ルポ

2022/05/03
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 2002年にお台場の「デックス東京ビーチ」にオープンしたレトロ施設「台場一丁目商店街」や、2005年に公開され大ヒットを記録した映画『ALWAYS 三丁目の夕日』、2021年に大リニューアルを果たした「西武園ゆうえんち」……。

 これらをはじめとした「レトロ」を売りにした施設・作品は、年配層には懐かしく若者には新鮮な「映えスポット」として、定期的にマスコミに取り上げられ、好評を集めています。

 そんな中、パチンコでも昨年末「昭和レトロ」をテーマにしたホールが誕生し、話題になっているとか。一体、なぜ昭和? そしてパチンコとの関連性は?

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 その謎を解明すべく、話題のパチンコ店「キクヤ昭島店」に行ってみました。

パチンコ屋には見えない入り口

 JR昭島駅からバスで約5分。「南享保」バス停すぐ斜め前にあるのが「キクヤ昭島店」ですが、写真の通り入り口からしてちょっと昨今のパチンコ店とは違っています。旅館? スーパー銭湯? 知らない人は間違えてしまいそうです。

キクヤ昭島店 外観

 そして中に入り中央の通路に出ると、そこにはまさに昭和の町並みが広がっていました!

パチンコ台が見えなければ、昭和の町並みそのもの

 もちろんパチンコ台は最新のものが揃っていますが、各エリアに設置された看板などは色あせたレトロ調。その周囲を豆球が取り囲み、チカチカとアピールしていたりするのも懐かしさに溢れています。

通路の入り口にはテーマに合った小道具が

 足下には石畳や色あせたマンホール(がプリントされた絨毯)、天井には青空と飛行機雲。

天井には青空と飛行機雲が描かれ、開放感すら味わえる

 景品交換場には駄菓子が並んでいたり、どこもかしこも抜かりなく昭和テイストに溢れていて、打たなくてもすごく楽しい雰囲気を感じます。